株式会社パイ インターナショナル

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作品をより深く、届けるー
漫画の世界観を引き出す

課題Why

人はまだ どこかで起きている

人気漫画をいかに認知させるか

「星旅少年-Planetarium ghost travel」とは坂月さかな氏による静かな夜を旅するような、青が沁みるSFファンタジーコミックである。

ある宇宙、人は「トビアスの木」の毒によって「覚めない眠り」につきはじめていた。
そして、ほとんどの住民が眠ってしまった星は「まどろみの星」と呼ばれた。
これは、「まどろみの星」を訪ね、残された文化を記録・保存する、プラネタリウム・ゴースト・トラベル社(通称PGT社) 星旅人・登録ナンバー303の物語。
訪れた星々でPGT社で、303が交流する人やモノ、出会いと別れ、そして「トビアスの木」と自身の謎に迫る物語である。
今回は第二巻の発売を機に、いかにして作品の認知をひろげ、今後の作品のイメージを立ち上げるような施策を打てるかが課題となった。

アウトプット
How

作品をより深く、届けるー

フルボイスコミック&キャンペーン施策

『星旅少年』1巻1話「星を旅する」のストーリーをフルボイスコミックとして展開。映像と声優キャスティングから収録まで一貫してジーアングルが行った。
加えて、PR用の映像も追加制作。同様にサイン色紙のキャンペーンも開始した。

声優
303は斉藤壮馬さん、505は内田雄馬さん、文房具屋店長は青山吉能さんを起用。
キャラクターの性格や雰囲気に最適なキャスティングを行った。

音楽&音響
音楽は「追慕」をテーマに北島美奈さんに依頼。
物語の各場面毎に楽曲を描き下ろし、登場人物のセリフや感情に沿った形で編曲・演奏を行うことで、その瞬間の心情や空間までが伝わるように制作。
音響監督には佐藤滉世(ジーアングル)をアサイン。
まだ声のないキャラクターたちがどんな息遣いをし、どのように喋るのかを原作者とも意見を交えながら、カタチにした。




未来展望と結果
Future

ボイスコミック施策のその後と展望

星旅少年のもたらす今後の未来

キャンペーンはPIE COMIC ARTのアカウント(@PIE_Comic_Art)をフォロー&当ツイートをRTで抽選で5名にサイン色紙プレゼント、という内容で期間は9月9月金曜日から10月11日火曜日23:59まで開催している。

ボイスコミック公開初動の効果として、ユーザーのSNS上の評価が高く、動画に対するコメントがあるなど、いままでの動画施策にはない反応を多く残すことができ、キャンペーン投稿が多く拡散されていることも含め当初の目的であった「声優の起用による新規層への認知を広げる」ことができた。

クリエイティブについても、声優さんの人気はもちろんだが、ラジオの音声が途切れるシーンなど、原作に忠実なエフェクトなどの細かい仕事やオリジナルで自然でクオリティが高く「おやすみ前に」のテーマに合った作曲に好評の声をいただいた。


ジーアングルは元々音楽制作から始まった会社であるため、自社に音響スタジオを持つほど音へのこだわりという強みをもつ。加えて、映像やイラスト制作など総合力も強みとしているため、サブカルチャーを軸に一貫したクリエイティブを可能とする。

「人はまだ どこかで起きている」
静かな夜を旅するような、青が沁みるSFファンタジーコミック『星旅少年』。
毎日やってくる1日の終わりの時間にどうぞ。

PIE international 星旅少年
PIE COMIC ART Twitter

また、『星旅少年』とリンクする前日譚的な作品としても注目を集めている『坂月さかな作品集 プラネタリウム・ゴースト・トラベル』は第25回文化庁メディア芸術祭・マンガ部門 審査委員会推薦作品でもあり、「ボローニャ・ラガッツィ賞 コミックス・ヤングアダルト部門 2023年」最優秀賞を受賞した。

credit 
303:斉藤壮馬
505:内田雄馬
文房具屋店長:青山吉能

音響監督:佐藤滉世
音楽:北島美奈
プロデューサー : 平田創己 
制作:ジーアングル

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