有限会社玉家質店

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「質屋」のイメージを一新するための
壮大なファンタジーアニメCM

課題Why

若い人たちにリーチさせる質屋の魅力とは

イメージを一新

質屋とは、質物を預かってお金を貸す営業のお店である。今までの質屋に対するイメージとして、「経済的余裕がない人が行く」といったネガティブなイメージをクライアントは危惧していた。また、利用者の多くはシニアで、今回は老若男女問わず親しまれるような存在をめざしていくためにまずは若い世代にも質屋というサービス のことを知ってもらう、興味を持ってもらい、質屋の持つ機能や魅力を訴求するかが課題となった。

アウトプット
How

愛着のあるアイテムを、また迎えに行く

一緒にものづくりに参加している感覚を共有

「経済的な余裕が無い人が行く場所」 という質屋のイメージを一新することが目的の作品。若年層にも親しみやすい店内デザインや接客にも長年力を入れ、健全に利用できることを知ってほしい、という願う玉家質店の想いに応える手法として、壮大なファンタジーアニメーション作品を提案。
注目したのは質屋の特性。ただ手元の品を質に入れてお金にするのではなく、”愛着のあるアイテムを、 また迎えに行く” という概念に置き換えて世界観を構築。
アイテムと言えばゲーム。とりわけRPGのテイストを映像にふんだんに取り入れた。作品内の背景美術には、実際の店舗のレイアウトや小物なども再現。 業界のネガティブな印象を払拭したいと必死に考えてきたクライアントも、一緒にものづくりに参加している感覚を共有しながら制作された。

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未来展望と結果
Future

アニメーションCMのその後と展望

アニメのもたらす今後の未来

好評を受け CMはシリーズ化され、様々な手法を取り入れながら計4本が制作されている。
ファンタジックな世界観を伝えられるだけでなく、アニメーションCMは実写タレントCMと比べて、不祥事おきづらく、CMとして非常に機能的である。
また、テレビシリーズは制作せず、アニメCMに特化することで、しっかりつくれるスケジュールと予算。少数精鋭で小回りがきく体制で企画から実制作まで自社で完結させることで、クリエイターにとっても良いクリエイティブを作りやすい環境だと考えている。

credit

監督/絵コンテ:菅野 芳弘
キャラクターデザイン/作画監督:菅野 芳弘
作画監督補佐:高柳 久美子
原画:菅野 芳弘
第二原画:沓澤 洋子 松尾 俊輔 当間 柚 瀬口 芳輝 山内 麻沙美 STUDIO MASSKET
動画検査:STUDIO MASSKET
動画:STUDIO MASSKET 菅野 芳弘
色彩設計/色指定/仕上検査:長田 節
仕上げ:STUDIO MASSKET
撮影監督:渡辺 有正(旭プロダクション)
特殊効果:石橋 啓(旭プロダクション)
3DCGI:豊岡 茂紀(旭プロダクション)
編集:本田 優規(旭プロダクション)
美術監督/美術:景田 学
声の出演:島田 紗希
音楽:浦木裕太
音楽プロデューサー:小林 哲也
音響監督:山崎 詩織音響
制作担当:森 椎名  新家 正宏
スタジオ営業:大山 瞬
Special Thanks:松永 有希也
プロデューサー:堀添 貴之
制作協力:ダンガンピクチャーズ 末吉 勝俊
アニメーション制作:ジーアングル

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