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ボイスサンプルの作り方は?作成の流れ・費用相場・注意点について解説

ボイスサンプルの作り方

こんにちは!
幅広い制作領域を武器に「新たな驚きと感動を作る」制作会社ジーアングル ブログ編集部です。

声優やナレーターなど声の仕事を目指す方にとってなくてはならないものが、自身の声質や表現の幅をわかりやすく示すために収録された「ボイスサンプル」。

そこで今回は、自社に収録スタジオを持ち毎月合計100件以上のプロジェクト実績のあるジーアングルのブログ編集部が、ボイスサンプル作り方、作成時のポイント、費用相場や注意点をご紹介します!

目次

ボイスサンプルの重要性

ボイスサンプルの重要性

ボイスサンプルとは、声の特徴やできる表現・役柄といった声の種類や演技の幅などを示すために収録された声のサンプルのことをいいます。

声優やナレーターなど声の仕事を行う方の宣材の一種で、いわゆる名刺のようなもの

ボイスサンプル1つで役が決まることもある、とても重要な存在なのです。

作品のオーディションによってはボイスサンプルを広く集め、一次審査を行う場合もあります。

そのため、ボイスサンプルはオリジナリティがあり、「私はこんな声で、こんな芝居ができます」と簡潔に自分の人物像・強み・技術を伝えられるものを作成する必要があります。

ボイスサンプルの作り方

ボイスサンプルの作り方

ボイスサンプルの作り方は、原稿や台本の用意練習録音の3工程に分かれます。

原稿や台本を用意する前に自分がどんなキャラクターに向いているか、声に合う演技はどんなものか、自分の声の特性を知っておくとスムーズに進められるでしょう。

①原稿や台本を用意する

ナレーターを目指している場合はナレーションの原稿・台本、アニメなどの声優を目指している場合はキャラクターの原稿・台本を用意しましょう。
どちらも用意している方もいらっしゃいますので、必要に応じた原稿・台本を用意してください。

原稿や台本はネットで探すとさまざまなものがありますが、ネットで拾った文章をそのまま使うのはおすすめしません

理由としては、他の方とセリフやナレーションが被ってしまったり、文章がおかしい場合があるためです。

オーディションで他の方と文章がすべて被ってしまうと、聞く側に悪い印象を与える可能性があります。
また、文章がおかしいと背景設定がわかりずらく、自身の特性・個性を活かした演技を伝えることが難しくなることも。

ただし、オリジナルの原稿であっても、似たり寄ったりのキャラクターばかりを用意してしまうと演技の幅が狭いという印象を与えてしまいます。

属性や年齢などある程度幅を持たせた原稿にすると、演じる声の種類を見せることができるでしょう。

また、ボイスサンプルには制限時間が設けられています。

なるべく自己紹介を含めて2分以内で終わるようにすると、聞く側も飽きずに最後まで視聴することができます。

  • できるだけオリジナルの原稿・台本を用意する!
  • 原稿・台本の役柄やシチュエーションには幅を持たせる!
  • 自己紹介を含め、2分以内に収める!

②練習

原稿や台本が決まったら練習を始めます。

練習中はただ原稿や台本を読むのではなく、自分の声を録音して必ず聞き返しましょう。客観的に聞くことで改善すべき点が見えてきます。

自身が満足するものを作成することも大切ですが、自分の個性・特徴をいかに相手に伝えられるか、ということが非常に重要です。

2分間の短い間で自身の個性を相手に伝え、聞いた相手にもう少し聞きたいと思わせるボイスサンプルに仕上げましょう。

  • 録音→チェックを繰り返す!

③録音・編集する

練習を終えたら録音しましょう。録音場所はできるだけ静かな場所を選びます。

自宅で録音する場合は、家族の声やインターホンの音など、予期せぬ雑音が入ってしまう可能性もあるため注意が必要です。

また、オーディション用のボイスサンプルはクオリティを求められるため、プロと同じ環境(スタジオ)で録音するのがおすすめ

スタジオによっては、リップノイズの除去や音割れの修正などをしてくれるサービス等もあり、クオリティの高いボイスサンプルを作ることができます。

BGM・SE(効果音)に関しては、声優のボイスサンプルでは基本的に入れません。

ただし、ナレーションのボイスサンプルに関しては入れたほうが良い場合もあり、声優・ナレーションといった目指すべき方向を明確にしてボイスサンプルを作成すると良いでしょう。

  • できるだけ静かな場所で録音する!
  • オーディション用のボイスサンプルはスタジオ収録がおすすめ!
  • ボイスサンプルのBGM・SE(効果音)
    • 声優 … 基本的に不要
    • ナレーション … 入れたほうが良い場合もある

伝わる・受かるボイスサンプル録音に必要なもの

伝わる・受かるボイスサンプルを作成するには

相手に伝わる、オーディションに受かるボイスサンプルを録音にあたり、自宅で録音を行う場合は、自身の声をクリアに録音するため以下のような場所と機材が必要です。

  • ノイズが入らない静かな場所
  • コンデンサーマイク
  • オーディオインターフェース
  • パソコン
  • 音声編集ソフト
  • マイクスタンド
  • ポップガード  など

機材を用意することができない場合は、最低限静かな空間とリニアPCM録音(※)ができるボイスレコーダー、パソコンと音声編集ソフトだけでも用意しておくと良いでしょう。

※リニアPCM録音…オーディオCDで用いられる音声データ形式をリニアPCM形式と呼ぶ。リニアとは非圧縮を意味していて、アナログ音声をそのままデジタル信号に置き換えて保存するため、加工されていない原音を録音することができる

一人で録音を行う場合、録音~音声編集まですべて一人で行わなければならないため、費用と時間がかかります。

スマホでもボイスサンプルを録音することは可能ですが、スマホにそのまま録音するよりもコンデンサーマイクや高音質のアプリなどを用意すると、クオリティをアップできます。

オーディション用ボイスサンプルはスタジオを利用する

スマホでの録音は、静かに録音できる場所さえ見つけておけば手軽に行うことができます。

ただし、オーディションに提出するボイスサンプルをスマホで録音するのはおすすめできません

スマホの録音性能は、声優・ナレーターにとって重要な宣材であるボイスサンプルの録音に適した品質かというと、どうしても限界があります。

自身の声を聞いて練習する際には便利ですが、オーディションなど自身の今後につながる重要なシーンでは、スタジオ収録などプロと同じ環境で録音したボイスサンプルの方が聞く側に良い印象を与えます

録音した音源を使う場面に合わせ、スマホでの録音とスタジオ収録を選択しましょう。

ボイスサンプルの収録費用・価格相場

ボイスサンプルの収録費用・価格相場

ボイスサンプルの台本作成、録音から音声編集など、すべての工程を自分一人で完結するのはなかなか難しいですよね。

音声をスタジオ収録をするにしても、気になるのはどれくらいの費用がかかるのかではないでしょうか。

声優・ナレーターのボイスサンプル作成費用について、自宅で録音する場合とスタジオ収録の費用相場は以下のとおりです。(目安としてご覧ください)

収録場所費用
自宅録音
※録音、音声編集も自分で行い、台本作成のみの費用を想定。
5,000円〜20,000円
スタジオ収録
※台本作成+スタジオ収録+ディレクション+音声編集を想定。
30,000円~100,000円

また、費用を決める内訳各項目の相場は以下のとおり。こちらも目安としてご覧ください。

項目費用
台本・原稿作成5,000円〜20,000円
スタジオ費10,000円〜30,000円
ディレクション
演出
10,000円〜50,000円
音声編集(MIX)5,000円〜30,000円

スタジオ費はスタジオの規模・設備によって価格は異なります。

また、依頼先によってディレクション(演出)・編集・ノイズ除去などプロの収録現場とほとんど同じ内容のプランがあったり、録音・最低限の編集のみで価格の抑えられたプランなどさまざまです。

オーディションなど重要なシーンで使用するボイスサンプルに関しては、自身の声の魅力を最大限に見せることが必要不可欠。

特に、初めてボイスサンプルを作る場合には編集・ディレクション込みのプランを利用したり、プロが使用しているスタジオを利用すると良いでしょう。

ディレクション込みプランであれば、業界に強い方から客観的な意見をもらうこともできるのでおすすめです。

ボイスサンプル収録の
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ボイスサンプル作成の注意点5つ

ボイスサンプル作成の注意点5つ

ここからはボイスサンプル作成の注意点、意識すべきポイントを5つご紹介します。

①正しい発話・アクセント・イントネーションを徹底する

正しいイントネーションと聞き取りやすさは声優・ナレーターにとって命ともいえます。

s / t / k / 等をクリアに発話できているか、単語の読み上げを正しいアクセントで行えているかは練習時から常に意識しましょう。

また、地方特有の方言(関西弁・京都弁など)はキャラを演じる上で武器になる要素ですが、標準語を話せることが基本となります。

自分では標準語だと思っていても微妙に訛っている、ということもありますので、出身地に関わらず正しいイントネーションを徹底しましょう。

②名前は明るく丁寧に

演じるセリフに力をいれるのはもちろんですが、自身の名前も明るく丁寧に紹介しましょう。

ボイスサンプルの一番初めに来る名前・自己紹介とともに自分の素の声をアピールします。

③設定や何を伝えたい原稿なのか明確にする

年齢、場面、セリフ相手との距離、誰に対してのセリフなのかなど細かく設定することで、演じる人物の背景をイメージすることができます。

具体的にキャラを想像して演じる声は、設定がない時に比べて演技の深みが異なります。

ナレーションに関しても同様に、映像に使う原稿なのか、映像に使うならどんな映像が流れているのかなどシチュエーションや伝えるべき内容を決めましょう。

全体として伝えたいことが決まると、立てるべき言葉がはっきりとし、メリハリのあるナレーションになります。

④ブレスのたびに芝居を変える

プロの声優・ナレーターは、セリフとセリフの合間に行うブレスのたびに芝居を変えていて、短いセリフの中で2回連続して同じ表現を使うことはありません。

高い演技力と表現力をアピールすることができるため、ボイスサンプルでも1行ごとに芝居を変えることが大切です。

⑤合間と合間の切り替えをこだわる

ボイスサンプルでは2分ほどの時間の中でさまざまなキャラクターを演じなければならないため、セリフの合間と合間の切り替えが重要です。

セリフの合間は3~4秒間をとっても良いのでその間に次のキャラクターに切り替えるようにしましょう。

特に重要なのが、サンプルの1番目と2番目の切り替えです。

最初のキャラから2番目のキャラへの切り替えがうまくいくことで、相手に切り替えがしっかりできる(=芝居が上手い)印象を与えることができます。

ボイスサンプルの作成はジーアングルへ!

ボイスサンプルの作成はジーアングルへ!

ボイスサンプルは声優・ナレーターにとってキャスティングにかかわる重要な宣材です。

ジーアングルではプロの声優・ナレーターの収録に使用するスタジオで、クオリティの高いボイスサンプルの作成が可能です。

案件にかかわっているディレクター、エンジニアが直接担当し事前ヒアリングやディレクションを行う「ディレクションプラン」と、収録のみを行う「シンプルプラン」の2タイプをご用意しています。

ぜひプロ仕様のスタジオでボイスサンプルを録音してみてはいかがでしょうか。

ボイスサンプル収録の
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ジーアングルのボイスサンプル収録費用

ジーアングルでは、ボイスサンプルの収録に2種類のプランをご用意しています。

ディレクションプラン:49,500円~

スタジオ費 / 音声編集(MIX)費 / 演出手配費 / エンジニア費を含むプラン

  • 納期 … 収録後3営業日
  • 所要時間…3時間(お打合せ時間含む)
  • 原稿…お客様にてご準備ください
  • 音声データ…後日メールにて送付

※2時間収録の場合は38,500円~でのご案内が可能です。希望の所要時間をお伝えください。

シンプルプラン:16,500円~

スタジオ費 / 音声編集(MIX)費 / エンジニア費を含むお手軽プラン

  • 納期 … 収録後3営業日
  • 所要時間…1時間(お打合せ時間含む)
  • 原稿…お客様にてご準備ください
  • 音声データ…後日メールにて送付

※エンジニアが気になる箇所(滑舌や滑りなど)に関してはその場でお伝えいたします。細かいディレクションはございませんので予めご了承ください。

ボイスサンプルの作成が初めての方や演出をしてほしい、という方にはディレクションプラン、ボイスサンプルに限らず音声収録に慣れている方はシンプルプランがおすすめです。

まとめ

まとめ

今回はボイスサンプルの作り方について紹介しました。

声優やナレーターを目指す方にとってボイスサンプルの作成は必須です。ボイスサンプル1つでキャスティングにつながることもあります。

特に収録の際は、プロと同じ環境でクオリティの高い音声を収録できるスタジオ利用がおすすめです。

スタジオのプランによっては、実際にプロの声優・ナレーターと仕事を行ったことのある業界に詳しいディレクターに、客観的なディレクションをしてもらうことも可能です。

ボイスサンプルの作成についてお悩みがありましたら、ぜひジーアングルにご相談ください!

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