CD付き参考書などの英語リスニング教材は、英会話を学習するためのツールとして以前から多くの方に利用されてきました。
しかし近年は、紙媒体だけではなく英語学習のための機能を詰め込んだスマートフォンのアプリが普及しています。
今回は、この英語学習アプリの需要増加の要因や、英語リスニング教材に不可欠な英語音声を依頼する方法についてご紹介します。英会話アプリの開発を検討されている方は、参考にしてください。
英会話アプリの需要増加の背景
英会話を勉強するためのツールとして、スマートフォンで利用するアプリの需要が増えてきています。この需要増加の背景にあると考えられるいくつかの要因をまとめました。
英語が求められる社会に
大きな要因として、英語自体の需要増加が挙げられます。
訪日外国人の増加に伴い、英語はグローバルな展開を行う限られた企業のみに必要なスキルではなくなりました。
現在では、国内のインバウンド対応を行う小売、サービス業の企業が、英会話スクールを法人受講するケースが目立っています。
また、「英会話を学びたい」という個人の機運も高まってきているようです。訪日外国人をもてなすボランティア通訳に参加するため、英会話を学ぶ方が増えてきています。
この傾向には、2020年に開催される東京オリンピックで予想される外国人観光客の増加も起因していると考えられるでしょう。
勉強において重要なことは「スキマ時間」の利用
個人差があるものの、言語の習得には時間が掛かります。
加えて、自宅で机に向かう勉強時間が十分にとれる方たちばかりではありません。通勤時間、仕事の休み時間といった「スキマ時間」をいかに効率よく利用するかが、英語の勉強には重要です。
スマートフォンは、上述したスキマ時間に英語を勉強するためのデバイスとして打ってつけです。
英会話の勉強では、市販のCD付き参考書のように多数の英語音声がままとめられたアプリや、シチュエーション別に英会話音声が収録されたアプリが人気となっています。
スマートフォンの音声認識機能の向上により「英会話」が可能に
日本人にとってはかねてより、英語の発音能力や、英作文能力の向上が課題となっていました。
実用レベルの正しい発音や、リアルタイムでの英作文能力を学ぶためには、英会話スクールに通うのが一般的な方法だったのです。
しかし、近年ではスマートフォンに搭載されている音声認識機能の精度向上により、アウトプットスキルの練習も可能になりました。
「英会話」の勉強を実現した音声認識機能の向上により、英会話アプリの需要は増加しているといえるでしょう。
アプリなら勉強のフォローアップも可能
多くのアプリには、単なる音声再生機能だけではない、さまざまな機能が付加されています。
英日訳、日英訳、時間制限など条件をカスタマイズできるクイズ機能を利用すれば、英語勉強のフォローアップも容易です。
このことから、TOEICや英検など英語の資格試験対策としてもアプリ活用が普及しています。
英会話アプリの音声を依頼するには?
英語リスニング教材としてアプリを制作する場合、英会話の音声が必要です。1つのアプリを完成させるためには、膨大かつ複数人の英語話者による音声が必要となるため、個人ですべての音声を用意しようとするのは現実的ではありません。
方法としては、ネイティブの英語ナレーターを多く抱えている制作会社に依頼する場合が一般的です。
おわりに
スマートフォンの普及に伴い、アプリの英語リスニング教材の需要は高まっているといえます。英会話を勉強している方に寄り添ったアプリを開発すれば、英会話学習のスタンダードアプリとしてヒットになることも十分考えられるでしょう。
英会話アプリの開発に必要な英語音声は、音声制作会社に依頼して用意する方法がおすすめです。
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