いまや主要駅や庁舎などの公共の場から、百貨店や大型ショッピングモールなどでも目にする機会が多くなったデジタルサイネージ。
大小さまざまなものが街中にあふれていますが、その中で流される動画コンテンツにおいて、音声が入っているものはまだまだ少ない印象を受けます。
そこで今回は、動画コンテンツに音声を入れることのメリットや効果についてご紹介します。
デジタルサイネージの需要
冒頭でも述べた通り、最近ではデジタルサイネージが街中に至るところに設置されるようになりました。
デジタルサイネージと聞いてすぐにピンと来ない方でも、電車の扉の上にある「トレインチャンネル」が流れる画面だといえば、分かる方も多いのではないでしょうか。
2020年のデジタルサイネージの市場規模は現在よりも拡大することが予想されており、今後も急速な発展が見込まれている媒体です。
デジタルサイネージのメリットは、映像コンテンツであることでしょう。さまざまな場所や利用用途に合わせた映像を作成することで、静的な看板やポスターとは違い、人の目に付きやすい演出をすることが可能になります。
さらに、デジタルサイネージはネットワークを介することで、コンテンツを切り替えることもできるため、時間帯や顧客層によって映像を管理することで、より的確なターゲットに伝えたい情報を伝えることができます。
このような点からも、デジタルサイネージは注目度が高く今後広告媒体の中心の1つになるといえるでしょう。
ナレーション音声を入れるメリット
駅構内の数十メートルの通路に、ズラッとならぶ複数の大型デジタルサイネージ。このようなパターンであれば、動画コンテンツのみで訴求効果は大きいでしょう。
しかし、通常はサイズが小型~中型のもの1枚で訴求することがほとんどのため、効果が薄れてしまいます。
その点、デジタルサイネージにナレーションを入れると、通行人が画面を発見する前に音声でアプローチできるため非常に効果的になるのです。
また、動画だけでは見る側は注視しておく必要がありますが、ナレーション音声が入ることで、視線が他の場所や商品に移ったあとも、音声で訴求し続けることができるというメリットがあります。
場所によっては規制により、音声を流せないところもあるため、全ての場所で活用できるものではありませんが、そのような規制がない先であればナレーション音声は活用することがおすすめです。
音声が届く範囲に訴求できる
ナレーション付きデジタルサイネージのおすすめの設置場所は、店内の商品棚です。スーパーやホームセンター、書店やカーショップなど、棚によって仕切られているために死角になりやすい場所で特に活躍します。
また、小型デジタルサイネージの弱点として、画面サイズが小さく動画コンテンツを長時間注視することが難しい場合があります。しかし、ナレーションがあれば音声が聞こえる範囲にいる方全員にアプローチすることが可能です。
この効果は、例えば大型書店の語学コーナーや、カーショップ店に実際に足を運んでいただくと体感できるでしょう。
おわりに
今回は、デジタルサイネージの動画コンテンツに音声を入れるメリットや効果についてご紹介しました。
デジタルサイネージは、動画コンテンツ単体でも非常に効果的な媒体で、現在さまざまな業界で取り入れられています。
ただ、音声なしの動画の場合、直接コンテンツを見ている方にしかアプローチできないことが欠点です。
動画に音声が加われば動画のみの欠点を埋められ、何倍にも訴求効果や用途が広がり、広告媒体として魅力が増します。
デジタルサイネージ動画コンテンツ制作をご検討されている方は、音声を活用することを考えてみてはいかがでしょうか。