こんにちは!
幅広い制作領域を武器に「新たな驚きと感動を作る」制作会社ジーアングル ブログ編集部です。
短い映像を見た際、映像自体はもちろんのこと、「音」が強く印象に残った経験をした方も多いのではないでしょうか。
視覚からの情報だけでなく、聴覚からの情報はとても重要です。音には感情に直接訴えかける力があり、時には文化や言語を超え、人々の印象に残ることもあります。
こうした特徴を利用して、企業のブランディングや宣伝効果に取り入れられるのが「サウンドロゴ」です。
今回はそんなサウンドロゴとは何なのか、サウンドロゴの効果や活用のメリットについてご紹介します!
サウンドロゴとは
サウンドロゴとは?
- 企業名や商品などを宣伝する楽曲のこと
- 企業やブランドのロゴを音で表現したもの
★楽曲に歌詞、商品名、企業名が入っていなくても、聴いただけでどこの企業・商品か分かる場合もサウンドロゴといえる!
サウンドロゴとは、効果音やメロディーを使い、企業名や商品などを宣伝する楽曲のことです。
テレビCMやラジオ、インターネット動画などの「音」を使った広告において宣伝効果を高めるために利用されており、イラストや文字で表現される企業・ブランドロゴの、音バージョンといえます。
歌詞や商品名などがなくても、音楽を聴いただけでどこの企業・商品か分かる場合もサウンドロゴに当てはまります。
サウンドロゴと似た言葉で「ジングル」という言葉がありますが、役割や使う目的が異なります。
サウンドロゴとジングルとの違いについては、下記の記事でご紹介していますのであわせてご覧ください。
■ ジングルとの違いについて詳しくはこちら
音は人間の感情を動かす効果がある
音を聞いただけで気持ちが落ち着いたり、反対に胸騒ぎがするといった経験は多くの方にあることと思います。
例えば、目覚まし時計でよく使われるメロディーを聞いたら、ドキッとする方も多いのではないでしょうか。
このように音には、イメージから特定の感覚を呼び起こす効果があります。
音は文化や言語を超えることも可能であり、リラックスできる音や不快に感じる音は、世界共通ともいえます。
人間は視覚から約87%の情報を得ているとされ、ブランディングや宣伝としてはビジュアルデザインが注目されがちです。
しかし、特定の感覚を呼び起こしたり、感情に直接訴えかける音の特徴を利用して、企業のブランディングや宣伝効果に取り入れられるのが「サウンドロゴ」です。
企業サウンドロゴの効果・メリット
続いて、企業がサウンドロゴを活用する効果・メリットをご紹介します。
音を使うことで企業名・商品名を強く印象付ける
特徴的な音を使うことで多くの人の印象に残り、企業名・商品名を強く印象付けることが可能です。
特定の音を聞いただけでぱっと企業名・商品名が浮かぶサウンドロゴは、顧客に対して企業への親近感を持たせることができるのです。
企業のメッセージを伝えることができる
視覚によるビジュアルデザインの場合、言語が使われることもあり、その言語が読めなければ伝わらないことがあります。
サウンドロゴは歌詞のないメロディーのみで作ることもできるため、言語の壁を越えて誰にでも伝えることが可能です。
音を聞いただけで視覚的要素などさまざまな感覚を呼び起こすこともできます。
音を通して形容できる
前述でも紹介した通り、音やメロディーには特定のイメージや感覚を呼び起こす効果があります。
聞いただけで「かっこいい」「かわいい」「強い」「優しい」といったさまざまなイメージを与えることが可能です。
商品やサービス、企業にあった音をサウンドロゴにすることで、どのような商品やサービスを持つ企業なのかを形容することができます。
サウンドロゴは商標登録できる
サウンドロゴを使用する場合、著作権や商標権といった権利が発生します。
今までは音を商標登録することは難しいといわれていましたが、2015年に商標法が改正されたことで、音も「音商標」として登録できるようになりました。
サウンドロゴも商標登録が可能なため独自性を持つことができるのです。
実際にコンビニ業界では初となる、ファミリーマートが音の特許申請を行っています。
こうしてサウンドロゴには商標権や著作権が絡んでいることから、制作を外部委託する場合は、後にトラブルにならないよう厳密に契約することが大切です。
出典:「あなたと、コンビに、ファミリーマート」が「音商標」として特許庁に登録
有名企業のサウンドロゴ活用事例
さまざまな企業でサウンドロゴが活用されており、多くの方がCMなど、特別意識せずにサウンドロゴを耳にしています。
ここでは有名な企業サウンドロゴの活用事例をご紹介します!
マクドナルド
マクドナルドのCMでもサウンドロゴが使われています。
CMの最後につく「たらったったー」「I’m loving it」は誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか。
マクドナルドのサウンドロゴは、世界中で有名なサウンドロゴの1つです。
Netflix
Netflixの立ち上げ音を聞いただけで、すぐにサービス名が分かると思います。
このNetflixを立ち上げたときに聞こえる特徴的なサウンドもサウンドロゴのうちの1つです。
世界中で利用されているサービスなだけに、言葉を使用せず音のみで多くの人に認識できるようになっています。
Intel
パソコンのCPUを手掛けるintelは、日本で「Intel Inside」を「インテル入ってる」というキャッチコピーとサウンドロゴで有名になりました。
2020年にロゴとジングルを一新しています。
ファミリーマート
コンビニエンスストア「ファミリーマート(FamilyMart)」の「あなたとコンビにファミリーマート」というフレーズを使ったCMが有名です。
特徴的なサウンドとキャッチコピーで、耳に残るサウンドロゴであり、前述の通り、コンビニ業界では初めて音商標に登録されたサウンドロゴになります。
PlayStation
ゲーム機の「PlayStation」は、シリーズに合わせて複数のサウンドロゴが作成されています。短い効果音でありながら、特徴的なサウンドです。
CMではロボットのように加工された女性の声も入っていることで、より印象に残るサウンドロゴとなっています。
サウンドロゴの作り方
さまざまなメリットがあるサウンドロゴですが、どのように制作すれば良いのでしょうか。ここでは、サウンドロゴの作り方について解説します。
制作会社に依頼する
サウンドロゴは会社を音で表したもの。クオリティはもちろんのこと、権利周りなどの安心感から制作会社に依頼するのが一般的といえるのではないでしょうか。
制作会社に依頼した際、権利関連も含めた契約・進行に慣れた企業が多く、初めてサウンドロゴ制作を依頼する場合でも安心してやり取りできる可能性が高いです。
サウンドロゴの制作料金は制作会社によって異なります。まずは見積もりをとり、さまざまな会社と比較してから決めるのがおすすめです。
フリーランスに依頼する
スキルをシェアできるプラットフォームなどを使い、楽曲作りができるフリーランスのクリエイターに制作をお願いすることもできます。
依頼費用が企業である制作会社に依頼するより抑えられる傾向にあるため、コストをできるだけ抑えたいときの選択肢といえます。
もちろん制作会社同様、クリエイターによって価格設定は異なります。サンプルを確認し、使用範囲など権利関係までしっかりと話し合いましょう。
サウンドロゴ依頼時の注意点
サウンドロゴの制作はイラストや文字を使ったロゴとは異なり、依頼相手にイメージを見せる・伝えることが非常に難しく、依頼内容のすり合わせもとても難しくなります。
依頼の際は参考になる他社事例を用意したり、企業の理念やコンセプトをしっかり固めるなど、イメージを伝える準備をしっかりと行ったうえで依頼することが大切です。
また、サウンドロゴは利権関係や著作権について制作者と綿密に話し合う必要があります。特に著作権はトラブルになりやすいので注意が必要です。
作曲家個人へ依頼すると契約関連でうまくすり合わせられないケースも多いため、権利関連も対応してくれる制作会社への依頼がおすすめです。
印象に残る音作り、企業のサウンドロゴ制作はジーアングルへ
感情に訴える効果のある音、サウンドロゴはブランディングに欠かせない要素です。企業名や商品・サービス名を広く認知させたい場合に効果的な手段といえます。
ただし、人の心に響く、印象に残る音作りは簡単ではありません。そんな企業のサウンドロゴの制作は、音声制作を得意とする実績ある制作会社に依頼するのがおすすめです。
着メロを中心とした音楽制作会社として設立されたジーアングルは、20年以上に渡り培ったノウハウを活かし、印象に残る音作りを行っています。
サウンドロゴ制作においては「企業の顔となる音はこだわり抜いて作るべき」という考えのもと、リテイク回数を制限せず、お客様への入念なヒアリングのうえで制作を行っています。
権利関連についてもサポート可能。サウンドロゴ制作が初めての方も安心してご依頼いただけます。
印象に残る企業のサウンドロゴ制作はぜひジーアングルにおまかせください!
まとめ
今回は、音を使った「サウンドロゴ」についてご紹介しました。
サウンドロゴは効果音やメロディーを使い、企業のブランディング効果や宣伝効果を高められる「ロゴ」の一種です。
昨今動画配信サイトの利用者が多いことから、ビジュアルデザインでのロゴとともに、サウンドロゴを入れた動画広告の制作を検討してみてはいかがでしょうか。
■作曲や音楽制作の費用相場について詳しくはこちら