ゲームに欠かせない要素の1つ、効果音。最近は著作権フリーで使える効果音などもネット上にあります。
しかし思い通りのものが見つかる可能性は案外少なく、クオリティーもまちまち。やはりオリジナル作品には独自の効果音が必要だと感じる場合もあるでしょう。
そのようなときはやはり、効果音やBGMを専門としている制作会社に依頼すれば、イメージ通りの効果音に近づけることができます。
今回は、効果音を制作会社に依頼する場合の手順や、用意するものなどを詳しくご紹介します。
外注する際の依頼フロー
ここでは、初めて依頼する場合の簡単な流れをご紹介します。しかし、制作会社によって流れが違う場合があるため、あくまで一般的な流れとして参考にしてください。
【1】問い合わせ
まずは、会社側に問い合わせの電話、もしくはメールをします。このタイミングで依頼内容、費用、納期などを伝え、双方で確認します。
サイトなどで専用のフォームがある場合は、内容確認が後日になる場合もあるためご注意ください。その場合は問い合わせのコミュニケーションが取れた際に詳しい内容を聞きましょう。
【2】見積もり、契約
制作内容の問い合わせが済み、ある程度の擦り合わせができたら、見積もりを確認して契約に進みます。
トラブルを避けるため、可能な限り見積書などの書面を発行してもらいましょう。自社で契約書がある場合はそちらも必ず作成することを忘れずに。
この時点で、制作物の権利などはしっかりと確認してください。
【3】制作
契約ができたら、制作が始まります。納品後に修正する場合、追加料金が掛かる場合がほとんどのため、途中で製作途中のデモ音源を聞いて仕上がりチェックは可能な限り行うように心がけてください。
【4】納品
一般的には一括納品がほとんどです。納品されたものを確認して、特にリテイクなどがなければ入金手続きになります。また、事前に都合の良い納品形式を伝えておくことも重要です。
もしこの時点でリテイクや修正を申し出る場合は、費用などを確認しながら修正箇所を細かく具体的に伝えましょう。
修正回数に上限がある場合が多く、かつ修正は契約期間内と定めている制作会社がほとんどのため注意が必要です。修正の回数や可否については契約前に確認しておきましょう。
【5】入金
確認が済んだらその旨を先方に伝え、送られてきた請求書に記載された入金方法で入金して終了です。最近はPDFで発行される場合が多いようですが、会社の都合上郵送が必要な場合はその旨を事前に伝えておきましょう。
依頼に際して準備するもの
上記のフローと重複するものもありますが、まず問い合わせの時点で、ゲームの企画書などのような一通りの資料を用意しておきましょう。
ファンタジーなのか歴史物なのかなど、イメージを伝える上でとても重要になります。
ある程度開発が進んでいる場合は、そちらの映像やデータも用意しましょう。
契約時には契約書とは別に発注書が必要になる場合があります。自社のものがある場合はそちらを用意してください。
イメージは細かく伝える
後々のイメージの相違や修正回数を少なくするためにも、発注する段階でできるだけ細かいイメージを先方に伝えることが重要です。
「こんなに細かい要望を出して良いのか」と思うこともあるかもしれませんが、クリエイター側としてはしっかりとした要望がある方が制作しやすくなりますし、よりクライアントのイメージに近づけることができます。
ゲーム音楽といっても、ゲーム主題歌や、BGM、効果音など様々な種類があります。それらの役割についてはこちらの記事をチェックしてくださいね。
おわりに
今回は、効果音を外注する際の流れをご紹介しました。戦闘シーンなど、効果音はゲームにとってかなり重要な要素であることはいうまでもありません。
こだわりのある独自の作品を作るためにも、制作会社とズレが生まれないよう、内容を細かく確認しながら依頼してみてくださいね。