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【社員インタビュー】入社2年目スタッフに聞く!声優キャスティングディレクターの仕事とは?

みなさんこんにちは!
「驚きと感動を作る制作会社」ジーアングルの広報担当、柴藤です。

今回は、「声優キャスティングディレクター」として働く、中途入社2年目の中川にインタビューをしました!

目次

プロフィール

顔出しは恥ずかしいという中川さん・社内のイラストレーターにイラストを描いてもらいました!

「声優キャスティングディレクター」ってどんな仕事?

中川

主にゲームをメインとした音声収録の声優キャスティング・進行管理を行っています。

案件のご相談から納品までが不備なくスムーズに進むように、クライアント・声優さん・エンジニアの間に入って、スケジュール調整や予算管理、スタジオブッキング、収録時の立ち合いなどをしています。

――具体的にどんな案件が多いですか?

中川

主にアプリゲーム、コンシューマーゲームの音声収録が多いです。

その他だと、ボイスコミック、ASMR、CMのナレーション、企業のPR映像のナレーション、ゲームに付随した生放送やイベントの声優さん手配など、幅広くやっています!

――業務について詳しく教えてください!

🔳声優キャスティング

中川

最初にお客様から「こういうゲームを作るのですが、こんな音声(ボイス)をつけたいです」といったご相談がきます。

希望の声優さんが既に決まっている場合もあるんですけど、「この予算で、このキャラクターに合う声優さんをキャスティングしてほしいです」と相談されることが多いです!

中川

それから、予算やスケジュールを確認しながら、何名か候補を提案して決めていきます。

候補段階でも「実はこんな案件があって……」といった感じで、声優事務所のマネージャーさんに軽く予算やスケジュールの相談をして進めることもあります。

メインのキャラクターだったとしたら、1キャラに対して多くて5名くらいの候補を選んでいたりします!

――ボイスサンプルを1日中聞いてる日もあるって本当ですか?!

中川

入社当初は、そんな日もありました(笑)

もともとアニメやゲームが好きだったので、普通の人よりは声優さんのことを把握していると思っていたのですが、それだけでは全然足りなかったです。

ちなみに私が入社した時点でも、ジーアングルが繋がりのある声優事務所さんは100件くらいはありました。(フリーランスの方を含めたらもっと多いです!)

中川

どの事務所にどの声優さんがいるのかとか、こういうキャラだったらこの方が合いそう!とか、思っていた以上に把握しておきたいことが多くて。

ボイスサンプルを聞きつつ、声優さんの特徴を書き出したメモを作成したりして、少しずつ慣れていきました。

中川

今でもボイスサンプルはまだまだ聞き足りてないと思っています。

自分が知らないだけで、素敵な演技をされている声優さんってこんなに沢山いたんだ!と気づけたので、時間が許す限り色々な方のボイスサンプルを聞こうと思っています!

🔳スタジオブッキング、収録時のアテンド

中川

ジーアングルには、6つの自社スタジオがあるので、基本的には自社スタジオの中から押さえています!

エンジニアに関しても、社内のエンジニアスタッフがいるので連携がとりやすく、気軽にスケジュールの確認ができます。

ジーアングルの「和」をコンセプトにした『離れスタジオ』
中川

収録に関しては、エンジニアさんにお任せしているのですが、収録前やお帰りの際にご挨拶したり、飲み物をお配りしたり、アテンドをすることもあります。

受付でお客様をお出迎えします!
お客様へドリンクもご提供しています!

🔳収録用台本の作成

中川

台本の作成は、その案件にもよるのですが、クライアントから送られてきたものを声優さんが読みやすくなるように縦書きで作成しています。

通しの台本と、更にその方が担当するキャラクターのセリフの部分だけを抜粋して色付けした台本なども作成していたりします!

あとは簡単なキャラ資料も見やすく調整したりとか。

中川

ツールは大抵、Excelを使うことが多いです。
実は私、あんまりExcelを使ったことがなかったんですよ!
最初は慣れるまで時間がかかりました(笑)

でもこればかりは本当に慣れなので、気づいたらどんどん早く作成できるようになっていました。

🔳収録音声のチェック

中川

エンジニアさんから上がってきた音声を、私たちディレクターも最終チェックしています。

ファイルカットと言って、クライアントが指定した台詞ごとに音声をカットして納品することもあるのですが、

・前後の台詞がくっついていないか
・演技と関係のないブレスが入っていないか
・きちんと台本通りの台詞や順番になっているかどうか

などを確認しています。

中川

ノイズがとれているかも集中して聞いています。

聞きすぎてわからなくなっちゃう瞬間もあるんですけど、そういったときは他のスタッフにも聞いてもらいながら、しっかりと確認したうえで納品しています!

入社したきっかけは?

中川

前職は、お客様の思い出を彩る仕事がしたいと思い、ホテル業界で働いていました。

働いているうちに、今度は長く記憶に残るものづくりで人に感動を与えられたらと考えるようになったんですよ。

ゲームという作品に音声収録という形で携わるのも、ものづくりの一つだと思いました。

中川

もともとキャスティングという業務にも興味があって!

新人の役者さんがこれから活躍していく過程に携われることや、誰かの夢のお手伝いができる、というのも良いなと思っていました。

ジーアングルが「おもてなし」を特に大切にしていることもそうだし、業務を含めて私がやりたかったことが全部できる会社なのではと思ったのがきっかけでしたね。

入社してからどんな流れで業務を担当していきましたか?

中川

最初は、先輩から案件の流れを教わりつつ、実際のメールや台本作成を行っていました。
それから、キャスティングも先輩に確認してもらいながら進めていきました。

先ほども言っていたように、最初はひたすら色々な方のボイサンプルを聞いたり、その声優さんのウィキペディアがあれば、そこから拾える情報もチェックしたりしていました!

中川

ちなみに私の場合、入社してすぐに新規の大型案件があって、先輩と一緒に教えてもらいながら進めることになって!

一気に30名~40名くらいのスケジュール調整をしていたりと、大きな経験になりました。

中川

「有名な声優さんってこんなにスケジュールとれないんだ……」「このままで納期間に合うのかな」
「まだこの連絡がきてないけど、事務所さんに連絡してみてもいいのかな」

など、色々な問題を乗り越えつつ、入社2ヶ月ほどで1人立ちはしていたと思います。

基本的に今は、全部同時に動いているわけではないのですが、常に10件くらいの案件を担当しています!

お仕事で大変なことは?

中川

声優さんのスケジュール調整ももちろん大変なのですが、それは事務所のマネージャーさん達が頑張ってくださっている部分で。

私の場合は、クライアントさんと事務所さんのお互いの要望をどこまで擦り寄せられるか、というところですね。

中川

やっぱり案件を進めていくにあたって、それぞれの事情からご要望が出てくることもあるんですよ。

でも意外と色々な縛りがあったりして、やりたいことが何でも全部できるという訳ではないんです。

収録した音声や動画をどこにどういった目的で、どれくらいの期間使うのかなども細かく定めて、予算なども擦り合わせて、問題なければようやくGO!になります。

中川

どちらかの立場に寄りすぎることもできないので、「これは難しいかもしれないけど、こっちならどう?」というふうに双方に代替案を提案しつつ、程よい着地点を探していくんですけど、これが結構大変なんですよね。

でもそのうえで、クライアントさんにも事務所さんにも喜んでもらえるWin-Win-Winな仕事が出来たらと思います!

お仕事で心掛けていることは?

中川

円滑に案件を進行するために、先回りして情報を集めることを心掛けています。

案件によってはクライアントも複数関わっていたり、社内の色々な部署の方も関わっていたりすることも多いんですよ。

中川

ここで円滑なコミュニケーションを取ることができないと、社内でもこの案件なかなか進まないな、といった空気が流れてしまいます。

そうならないためにも、後から絶対必要になると思ったことは先んじて確認する、または確認してもらうようお願いするとか、先回りをして情報収集・共有することを心掛けています!

やりがいを感じる瞬間は?

中川

「入社したきっかけ」でもお話したんですけど、実際に自分のやりたかったことが叶っていて。

新人の役者さんがこれから活躍していく過程に携われることや、誰かの夢のお手伝いができていることが一番やりがいを感じます。

中川

新人の役者さんの中でも、ボイスサンプルなどを聞いて自分が「めちゃくちゃ良い!!」と思った方はチェックしていて。

その方に合いそうなキャラクターのキャスティングの機会があれば、ここぞとばかりに提案しています。

そのときに、クライアントさんにも「この声優さんいいね!」と言っていただけて、実際にキャスティングが決まると嬉しくなりますね。

中川

あとは、どんなコンテンツでも、CV未発表でキャラクターだけ先に公開されていると、キャスト予想みたいなことがなされるじゃないですか。

自分がキャストオーディションから担当した案件があったんですけど、実際にCVが公開された時に、「〇〇さんは予想外だったけどイメージにぴったり」っていうユーザーのコメントを見て、その時は心の中でガッツポーズしちゃいました!(笑)

良い意味で皆さんの期待を裏切れたのかな、みたいな。
そういう楽しさがキャスティングにはあります。

今後、入社される方へメッセージ!

中川

エンタメ業界って聞くと楽しそう!が最初にイメージとして出てくると思うのですが、意外と他の業界とやっていることは変わらなかったりします。

実際は、デスクワークも多いし、クライアントさんとの打ち合わせ・予算・スケジュールの調整、社内スタッフとも連携を取って……などと、地道にコツコツと進めていく作業が多いです。

中川

大変なことも沢山ありますし、好きなことを仕事にするには、趣味は趣味として割り切る覚悟もある程度は必要だと思っています。

それでも、好きな気持ちが頑張る力になることは自分の経験からもありますし、これから入社してくださる方々が全力で仕事を楽しめるよう、私たちもサポートしていきます!

 

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