こんにちは!
幅広い制作領域を武器に「新たな驚きと感動を作る」制作会社ジーアングル ブログ編集部です。
インバウンド向けの広告や海外市場を見据え、企業PR動画などに英語ナレーションをつけることを検討する企業が増えています。
そんな英語ナレーションの収録・制作ですが、日本語ナレーションとは違うポイントがあることをご存知でしょうか。
ネイティブに通じるわかりやすく正しい英語翻訳と質の高いナレーションは大前提として、日本語ナレーションを想定した映像をそのまま使う場合は尺と英語のワード数が合っているかも要チェックです。
今回は、英語ナレーションを依頼する際に知っておきたいポイントや料金体系、制作の流れなどをご紹介します。
英語ナレーションが活用されている背景
英語ナレーションは企業VPや観光地・文化の紹介動画、音声ガイダンスなどさまざまな場所で活用されています。
これは外国人の雇用が増えていること、インバウンド消費が活発化していることなど企業のグローバル化が影響していると考えられます。
ジーアングルでも英語ナレーション単体のご相談はもちろん、「日本語と英語のナレーションどちらも収録したい」というご相談もいただき、外国語、特に英語ナレーション需要の高まりを感じています。
視聴者に日本字を想定していた採用動画やサービス紹介の動画、ガイドなどに英語ナレーションを追加し音声のバリエーションを増やしたいと考える方が多いようです。
英語ナレーションを導入するメリット
英語ナレーションは、主に海外の方に向けて導入する場合がほとんどです。
観光の場面では海外の方にとって非常に便利で、より日本を楽しんでもらえる重要な役割となっています。
また、ビジネスの場面では商品・サービスの良さが伝わりやすくなるだけでなく、企業のイメージアップやビジネス拡大のチャンスにつながることが期待できるでしょう。
英語ナレーションを導入することで、海外の方へ正しい内容を伝えられるという点が大きなメリットです。
伝わる英語ナレーションを作るポイント3つ
さまざまな場所で利用できる英語ナレーション。ここでは、依頼する際に覚えておきたい、英語ナレーションを作成する際のポイントをご紹介します。
【1】ニュアンスまで伝わる、英語翻訳
映像の動きと英語の言葉を合わせるため、映像の長さを考慮しながら、文章を組み立てる翻訳テクニックが必要です。
また、視聴者がわかりやすく聞き取りやすいフレーズを意識して使うなど、ナレーションで使う英文ならではの翻訳を行います。
ナレーションと翻訳を別々の会社に依頼する際は、翻訳を依頼する会社にナレーションで使用することを事前にしっかり伝えておくことが大切です。
【2】用途に合わせたナレーター選び
英語ナレーションをしてくれるナレーターの方は主に2つのタイプに分かれます。ネイティブの方とバイリンガルの方です。
- 正しく本格的な英語ナレーション
- 日本語と英語のトーンをそろえて収録できる
- ナレーターの手配費が1人分で済む
ネイティブナレーターは正しい発音で話してくれるため、本格的な英語ナレーションを付けたい場合に適しています。
バイリンガルナレーターは日本語と英語どちらも話すことができるため、日本語と英語のトーンをそろえて収録しやすいのがメリットです。
加えて最初から日本語と英語両方のナレーション収録をする場合、ナレーターの手配費が1人分で済むという予算的なメリットもあります。
ただ、日本人の耳にはハイレベルに聞こえても英語ネイティブの方が聞くと違和感がある、という可能性はぬぐえませんので、必ずボイスサンプルを確認しておくようにしてください。
声のイメージを重視したい
ターゲットやテイストなど、映像の用途に合った声質・声量は重視したいポイントです。
例えば、訴求力の高い映像や法人をターゲットとした映像の場合は、落ち着いたトーンのナレーションのほうが説得力や信頼性を高められるでしょう。
一方で、入社説明会に使用する映像や学生をターゲットとした映像の場合は、明るくやわらかいトーンのナレーションのほうが安心感を与えられます。
ナレーターが男性か女性かによっても聞いている側へ与える印象は変わってくるため、映像用途に適した声であることが非常に重要です。
日本語と英語のイメージを統一したい
日本語と英語の両方のナレーションを収録する場合や、日本語のあとに英語のナレーションが続く場合は、バイリンガルナレーターに担当してもらうと同じトーンで収録することができます。
日本語のナレーターと英語のナレーターを別々の人が担当するよりもイメージを統一でき、聞いている側も違和感なく受け入れられます。
また、日本の地名や人物名は日本語の発音で収録するなど、言語に応じた指定ができるのもポイントです。
現地のネイティブな発音を重視したい
海外向け映像のターゲットはほとんどがネイティブ話者の方です。
現地の言葉・正しい発音による的確なナレーションの方が違和感なく聞きとりやすいため、英語が母国語のネイティブナレーターに依頼するのがおすすめです。
ただナレーションをするのではなく、よりリアルに近付けることも重要なポイントです。
ジーアングルでは、国内のナレーターだけでなく現地のナレーターに依頼できる「遠隔収録」に対応しており、幅広い選択肢から最適なナレーター収録をご提供しています。
【3】的確なディレクション
英語ナレーションを収録する際、ナレーターにどのようなトーン・スピードで収録してもらいたいか、的確に意図を伝えることが大切です。
的確なディレクションを行うためには、ナレーターとコミュニケーションを取らなければなりません。
しかし、日本語があまり得意ではないナレーターの場合、通訳できる方がいないとスムーズに収録ができない可能性があります。
英語ナレーションを収録する際は、ディレクションができるよう日本語でもやり取りができるナレーターや、英語を話せるディレクターがいると安心でしょう。
英語原稿はどうやって用意する?
英語翻訳は翻訳専門会社に依頼するか、翻訳も行うナレーション制作会社に依頼するかのいずれかがあります。
翻訳専門の会社に依頼する
翻訳専門の会社には、英語だけでなくさまざまな言語を翻訳してくれる翻訳者が多数在籍しています。
ITや医療といった専門分野の知識を持つ翻訳者や、文章表現に長けた翻訳者など幅広い方の中からニーズに合った翻訳者が担当してくれます。
プロの翻訳者に任せることでクオリティが担保され、認識のズレが生じないよう正確に、素早く翻訳してもらうことが可能です。
ナレーション制作会社に依頼する
映像や動画の情報を詳しく伝えるためにナレーションによって説明・解説を加えてくれるナレーション制作会社には、会社によって翻訳サービスも行ってくれるところがあります。
ナレーションと翻訳を同じ会社に依頼することで原稿のクオリティを保つだけでなく、ナレーターが読み上げることを考えたやりとりにより進行がスムーズになり、認識のズレを生じにくくさせることが可能です。
Q. ネイティブチェックってなに?
翻訳後の文章をネイティブ(母国語で話す人)の視点から確認し、自然な文法や言い回しに修正する工程のことです。
収録現場でチェックすると収録時間が長引き延長料金が発生してしまったり、ナレーターの負担となる場合があるため、英語をはじめとした外国語収録の際には事前のネイティブチェックが必須となります。
英語ナレーション制作の料金相場
英語翻訳・英語ナレーションを制作会社に依頼する場合の料金相場をご紹介します。
英語ナレーション収録の料金相場
価格 | |
---|---|
ナレーター手配のみ | 55,000円程度 / h ~ |
スタジオ収録 | 60,000円程度 / h ~ |
日本語のナレーションと同じく、露出媒体や使用目的(社内用・商用など)によって料金が大幅に異なる場合が多数です。
一般的に、CMなどの商用・広告目的では料金が高く設定されています。
料金は主に、ナレーター手配のみのプランとスタジオ収録プランの2パターンがあり、両方扱う制作会社もあります。
会社によって異なりますが、商用利用を例にすると75,000円程度(ナレーター&収録込み)から。
または、ナレーターのみだと1時間55,000円程度~、スタジオ収録だと1時間60,000円程度~が目安です。
英語翻訳原稿の料金相場
価格 | |
---|---|
翻訳専門会社 | 日本語1字あたり14~25円程度 |
ナレーション制作会社 | 日本語1字あたり10~15円程度 |
翻訳専門会社の場合は、翻訳の品質や料金などに応じて、数段階にレベル分けしたサービスを行っているところが大半です。
また、原稿内容と同じ専門分野の翻訳者やチェッカーが作業を担当する会社も珍しくありません。翻訳費用は企業によって異なりますが、日本語1字あたり14~25円程度です。
一方、翻訳も行うナレーション制作会社の場合はさまざまです。翻訳とナレーションがセットになった料金設定もあれば、別料金で設定されている会社もあります。
また、レベルだけでなくジャンルごとに料金が異なり、日本語1字あたり10~15円程度が一般的です。
翻訳付きのナレーション制作会社の中には、翻訳者による翻訳後の原稿をナレーターが読む前に英文校正してくれる有料サービスもあります。
英語ナレーション制作の流れ
ここからは、英語翻訳ナレーションの制作の基本的な流れをご紹介します。
【1】日本語原稿を用意する
映像の動きや長さに合わせて、日本語で原稿を用意します。
いきなり英語で原稿を用意するよりも、まずは日本語で原稿を用意して英語翻訳をするとやりやすいです。
【2】英語翻訳原稿を依頼する
最初に用意した日本語原稿を英語翻訳してナレーションの原稿作成を依頼します。
英語翻訳するときは、海外の方や視聴する方に伝わりやすい単語やフレーズを使用することが大切です。
【3】英語ナレーションを依頼する
英語ナレーションを依頼する際は、映像の内容によってどのようなナレーターが最適かをしっかり相談しましょう。
例えば、医療系の映像であれば専門用語や専門知識があるナレーターに依頼したり、ネイティブな発音ができるナレーターに依頼したりするなど、映像内容に合ったナレーターに依頼しましょう。
【4】収録・編集
英語ナレーションを収録する際は、声のトーンやスピードについて意図をしっかりと伝えることが大事です。
そのため、要望を聞いてくれて柔軟に対応してくれるサービス会社に依頼すると良いでしょう。
【5】納品
収録された英語ナレーションは通常、音声ファイル(WAV形式、AIFF形式、MP3形式など)で納品されます。
完成した音声ファイルはナレーション制作会社の指定したサーバーにアップロードされ、ファイルをダウンロードする形式や、CD-ROMなど記録媒体で納品される場合もあります。
制作会社によって方法はさまざまですので、ご確認ください。
英語ナレーションはぜひジーアングルへ!
英語ナレーションの制作・収録はジーアングルにお任せください!
総勢150名以上の登録ナレーターが在籍しており、英語・中国語・韓国語など20カ国以上の言語に対応。
ナレーターの手配はもちろん原稿のネイティブチェックをはじめ、自社スタジオでの収録、音声編集まで全てサポートが可能です。
以下のような英語ナレーション制作実績があり、英語ナレーションのご相談がはじめての方も安心してお任せいただけます。
- 企業や商品の紹介・広告映像の外国語版
- 教材ナレーション
- スライド用、インナー向け資料音声
- イーラーニング
- 医療系
- 観光用音声ガイダンス など
英語や中国語を話せるスタッフによる海外のクライアント様とのコミュニケーションも可能、適宜ディレクション、音声確認をしながら理想のナレーションを制作いたします。
英語翻訳のナレーションをお考えの際はぜひご相談ください。
まとめ
今回は英語ナレーションを依頼する際に知っておきたいポイントや料金体系、納品方法をご紹介しました。
英語ナレーションは企業PRや観光地・文化紹介動画、音声ガイダンスなど、さまざまな場面で活用されています。
英語ナレーションは日本語ナレーションに比べ費用が割高ですが、グローバルに適用した動画や音声ガイダンスを作成したいなら、専門のスタッフにお任せすると安心です。
ネイティブの方が聞いても違和感のない英語ナレーション制作をお求めの場合は、英語ナレーションに長けた制作会社を選択するとよいでしょう。
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