HTMLメールは、メールマガジンなどで頻繁に採用されており、広告として動画を添付する企業が多いようです。
コンテンツに対するクリック率も上がるため、マーケティング戦略の幅も広がります。しかし、動画をただ作成すれば良いというわけではありません。
今回は、動画添付のメリットや、マーケティングに活用するための施策をご紹介します。
HTMLメールに動画を添付するメリット
テキストには無いメリットが得られるHTMLメールへの動画添付。多くのメリットの中から、代表的なものをご紹介します。
印象に残りやすい
動画は、視覚・聴覚へ同時にうったえかけため、見た方に強いインパクトを与えられます。そのインパクトはテキストよりも強力なため、印象に残りやすいことが特徴です。
情報を短時間で分かりやすく伝えられる
複雑な内容をメールで伝えたい場合でも動画が役に立ちます。
動画だと視覚的に伝えられるため、膨大な情報も短時間ですんなりと頭に入れることもできます。短時間でも情報とマッチした動画制作を心がけましょう。
クリック率の増加
HTMLメールに動画を添付することで、コンテンツへのクリック率が増える場合がほとんどです。動画ゆえに興味・関心が高まるのでしょう。
クリック率が約2倍~約15倍にものぼることもあるといわれています。クリック率が増加は、コンテンツへの興味・関心を強く促している証拠でもあるでしょう。
マーケティングに生かすためには?
動画は短時間で印象に残りやすいため、宣伝に適しています。マーケティングにおいて、HTMLメールの動画添付は非常に重要な要素です。動画の有無は、売り上げにも大きく影響します。
HTMLの動画添付をマーケティングに生かすための施策を、3つご紹介します。
【1】動画は簡潔にする
宣伝用に動画を製作するのであれば、動画は長すぎてはいけません。
長くとも1分以内に収まるようにしましょう。1分を超えるような動画だと、反対に悪い印象を与えかねません。
そして、動画の再生を導く文章は最小限にとどめておきましょう。文章が多いと動画を添付する目的からそれてしまうことになります。
また、あまりにデータが大きいと回線によっては再生そのものができません。あくまで動画を見てもらうことが目的であるため、画質よりも再生しやすさを優先すべきでしょう。
【2】サイトへの誘導を促す
あえて短くした動画の最後に「続きはWebサイトで!」とのせて、ユーザーをサイトに誘導するといったことも可能です。動画の続きが気になった人たちが、それを見たいがためにサイトへ訪れてくれます。
Webサイトへ誘導することで、より詳しくコンテンツなどについて知ってもらいましょう。
【3】クリック率が上がる「インライン再生」と活用する
静止画で動画をリンクさせるのではなく、「インライン再生」するとクリック率が増加します。
「インライン再生」とは、フルスクリーンにならずに、その画面のまま動画が流れる再生のことです。
最近ではiPhoneのOSとしてiOS10が登場したことで、インライン再生が可能になっています。国内でも膨大な数となっているiPhoneユーザーにアピールしない手はありません。
HTMLメールの動画添付でもインライン再生を積極的に取り入れましょう。
おわりに
HTMLメールに動画を添付すると、今回ご紹介したようなさまざまなメリットがあります。
顧客情報としてメールアドレスを所持している事業者であれば、コンテンツのクリック率を上げるため、動画付きのHTMLメールを利用してみる価値はあるはずです。
ぜひ顧客のアテンションを引きつけられる魅力的な動画を作成し、HTMLメールに添付してみてください。