「ユーザーに情報を分かりやすく伝える」という課題は、企業にとって永遠のテーマかもしれません。
展開している商品やサービスによっては、口頭や文章で説明をしても、ユーザーに正確な情報を伝えきれない場合があります。
そんな中、動画マーケティングにおいて注目されている手法の1つが「動画インフォグラフィック」です。
今回は、動画インフォグラフィックの基本的な概要や、すでに一般公開されている動画インフォグラフィックの活用事例をご紹介します。
動画インフォグラフィックとは?
現在では、動画を使用したインフォグラフィックを、広告やプロモーションに取り入れる企業が増えています。
動画インフォグラフィックは、図やグラフなどのビジュアルデータにイラストやナレーション、動きを加えて映像化し、誰に対しても分かりやすい形で情報を発信する、視覚的な表現方法です。
また、動画インフォグラフィックであれば短時間の映像の中に多くの情報を盛り込むことができるため、「マーケティングのフィールドにおいて有望な手法の1つ」として注目されています。
動画インフォグラフィックの活用事例
動画インフォグラフィックの手法は、すでに国内外で普及しており、多くの企業がプロモーションなどに取り入れています。
そこで、動画インフォグラフィックの魅力が反映された、4つの活用事例を以下にまとめました。
【1】大手総合商社
大手総合商社は、リクルーティングを目的とした映像を、動画インフォグラフィックで制作しました。
映像内では、同社が「何を」「どこで」行っているのか、という内容が分かりやすく描かれ、企業形態を全世界に向けて理解しやすい形で説明しています。
「複雑なことを明快・簡潔に伝えられる」という、動画インフォグラフィックの利点が活かされた作品です。
【2】大手保険会社
大手保険会社は、「あるクルマの一生」をテーマに、動画インフォグラフィックを制作しました。
クルマの一生を通して、洗車回数や1カ月あたりの走行距離、購入金額など、日本の自動車に関する統計データを織り交ぜたストーリーが好評です。
自動車を擬人化することで、ユーザーが感情移入しやすいように工夫されています。
また、こちらの動画インフォグラフィックには、親和性の高いピクトグラムが用いられていることも特徴でしょう。
【3】大手時計メーカー
こちらは、大手時計メーカーが発売した新商品、GPSソーラーウォッチのキャンペーン動画です。
GPSソーラーウォッチの機能を、シチュエーションとともに紹介し、全体的な映像をスタイリッシュに仕上げています。
また、商品の特徴だけではなく、ユーザーが「商品を利用している自分」をイメージできるような工夫が施されている、動画インフォグラフィックです。
【4】ヨコハマR(リデュース)委員会
最後は、ヨコハマR(リデュース)委員会による、動画インフォグラフィック「REDUCE THE FOOD LOSS」になります。
日本の食品ロス問題をテーマに、ピクトグラムやグラフをうまく使用して動画制作していることが特徴です。
世界で起こっている飢餓や食糧支援と対比しながら、その活動の重要性を訴えている、動画インフォグラフィックになります。
おわりに
今回は、動画インフォグラフィックの魅力や、具体的な活用事例についてご紹介しました。
インフォグラフィックに動きやナレーション、音楽を加え映像化した動画インフォグラフィックは、説明に時間を要する複雑なサービスや、商品のプロモーションの活用に最適です。
ユーザーのアテンションを引きつけるような動画インフォグラフィックを制作し、さまざまな情報・サービスの魅力を発信していきましょう。