今やミュージックビデオ(MV)は、楽曲のイメージを伝えるために欠かせないものです。
音楽制作を行っている方であれば、力を入れている楽曲に関してはミュージックビデオを制作したいと考えている方も多いでしょう。
イベントでの配信や販促物のために、ミュージックビデオが必要になった、ということもあるかもしれません。
ここでは、ミュージックビデオ制作を依頼する方法や、注意点などについてご紹介します。ミュージックビデオ制作の依頼を検討されている方は、ぜひご一読ください。
ミュージックビデオの制作を依頼するまで
ミュージックビデオは、映像制作会社に依頼すれば制作することができます。
インターネットで検索すれば、ミュージックビデオ制作を請け負っている映像制作会社はすぐに見つかりますが、安易に決めるべきではありません。依頼する際には、以下のようなポイントを検討しましょう。
制作会社にも得手不得手がある
制作するミュージックビデオの種類によって、適している制作会社は異なります。
ミュージックビデオの種類を大別すると、一般的な実写のMV、CGとの複合したMV、フルCGMVの3つに分けることができます。
まずは制作会社の実績を見て、どのような映像作品を得意としているのかを確認しましょう。
映画やドラマの実写映像を売りにしているのであれば実写MV、あるいはCGとの複合MVが得意、アニメーションやゲームの実績が多いのであればフルCGが得意…などのように会社ごとの特色が分かるはずです。
CGとの複合MVに関しては、実写映像だけでなくCG制作の割合も見て判断してください。
クオリティーに差が生じる部分でもあるため、その制作会社が果たして本当に希望するイメージとマッチしたところなのか、よく見極めてから依頼しましょう。
予算を確認する
依頼する会社の目星がある程度つけば、予算の確認をしておきましょう。
会社によって見積もりはさまざまですが、「5分のMV」1本に対して相場は大体100万~300万です。
安ければ安いほど、表現の幅が限られてくるため、後悔しないように、打ち合わせは入念に行うことをおすすめします。
依頼する際の注意点
ミュージックビデオを納得いくものに仕上げるためには、注意しなければならない点がいくつかあります。
目的の設定
何の目的もなくミュージックビデオを制作しても、コストが掛かるだけという結果になってしまいます。
あくまで作品として残しておきたいのであれば問題ありませんが、目的があるのであれば可能な限り明確にしておきましょう。
曲のプロモーション、アーティストイメージの宣伝などが代表的な目的です。
ターゲッティング
ターゲットが誰になるのかも考えておきましょう。専門的には「ペルソナ」を決めるともいいます。
ペルソナの設定は非常に重要です。
ターゲットを絞ることで、相手の目線に立ったミュージックビデオ制作ができ、望む結果を得られやすくなります。
スケジュールの明確化
目的があってミュージックビデオを制作する以上、間に合わせたい期日があるはずです。
制作会社との打ち合わせで制作日数を確認し、スケジュールを明確にしましょう。
屋外でのロケが必要なミュージックビデオでは、天候など思わぬトラブルが原因で制作が滞ることもあるため、余裕のあるスケジューリングにしておくことが重要です。
おわりに
ミュージックビデオの制作は、ただ会社に依頼して万事解決というわけではありません。
何となく制作を思い立って、何となく依頼してしまうと、ミュージックビデオもとりとめのないものになってしまいます。
今回ご紹介したことを参考に、納得のいくミュージックビデオを制作できるように、依頼を検討してみましょう。