こんにちは!
幅広い制作領域を武器に「驚きと感動を作る」制作会社、ジーアングルの広報担当です!
ジーアングルでは企業・サービスの認知拡大や若者の採用強化施策のためのご提案として、オーダーメイドでアニメCMを制作する『Animessage』というサービスをご用意しています。
当ブログでは、実際にAnimessageで自社CMを制作された、新潟の共栄鍛工所様へのインタビューも行い、アニメCMの制作経緯や効果のほどをお聞きした記事も掲載しました。
おかげさまで『Animessage』は引き続き大変ご好評をいただいておりまして、来年前半までの制作ラインがほぼ埋まる形でご依頼をいただいております。
そこで今回は、『Animessage』で多数のご依頼いたき、アニメCMがYouTube上で累計100万再生された、話題の玉家質店代表・松永様に、アニメ作品導入の経緯やその効果のほどを率直にお聞きしてみました!
なぜアニメでのプロモーションを?
──本日はよろしくお願いします!そもそもですが、なぜアニメでのプロモーションを実施してみよう!と思われたのでしょうか。
7~8年くらい前からでしょうか、いろいろな企業さんがアニメでのCMを作り始めたじゃないですか。あの時に「面白いな、やってみたいな」と思ったんですよね。
でもどこに発注したらいいのかが分からなくて、まずはイメージキャラクターを作ってみようとイラストの制作をしてみたんです。
ただイラストだけだとどうしても伝えきれないというか、訴求が足らないな、と思ったので、あるアニメ制作会社に思い切って依頼をしてみました。
──ずいぶん早い段階でアニメCMの導入を検討されていたんですね。
当時はただHPに掲載するだけのコンテンツとして作ってたんです。
でもそうこうしているうちに、YouTubeやTwitterで広告プロモーションをかけることができるようになって。
質屋って、まず店舗にお越しいただけないと成立しないんですけど、そもそも「質屋に行こう!」なんて選択肢には入らないんですよ。
若い方は質屋なんて知らないし、なんとなく「怖い」っていうイメージをお持ちの方も多くて。
──確かに……!ちょっと入りづらいイメージありました。
怖いってことは、そこがどんな場所なのか分からないってことだと思うんです。お客様にも「初めて来るまでは少し怖かった」って言われることがあるんですよね。
これをどうにかして変えたかったっていうのが課題としてありました。
──なるほど……。それでこんなにもお店の外観がオシャレなんですね……!
「和食屋さんみたい」って、町行く人みんなに言われますね(笑)。
アニメを小口で作ってくれるところが本当に無い!
──そんなイメージチェンジの一環として、2015年から玉家質店様のYouTubeチャンネルを作られて、アニメCMをアップされることとなるんですね。
その頃はジーアングルさんとは別の会社さんにお願いしていたんですが、スタジオが移転されたりして連絡が取れなくなってしまって。
で、他のアニメ制作会社さんを探し始めたんですけど、CM用のアニメを小口で作ってくれるところが本当に無いんですよ!
──制作自体を断られてしまう。
「〇〇〇万円からじゃないとウチは作りませんよ!」みたいな、門前払いも多くて(苦笑)。少し横柄な言われ方をされることもあって、ちょっと疎外感を感じてしまったんです。
そんなときに、ジーアングルさんのHPに「他社で断られた案件でもお受けします」といったようなことが書いてあって。ダメ元で電話してみたんです。
──まだコロナ前の2019年頃でしたよね。
電話に出てくれた今の営業担当さんも、とてもお話のされ方が柔らかくて。
「街のいち質屋だけどいいの?」って聞いたら、「もちろんです」と言ってもらえて、それからはジーアングルさんにお願いするようになりましたね。
クオリティへのこだわり
──そこから2020年に「誕生日篇」をご制作いただいて。こちらはまさにお店のある上大岡を舞台にして、実際の店舗もふんだんに登場する作品となりました。
──すぐに「託された想い篇」も公開されました。質屋さんの「預けた品を迎えに行く」という特質を、ファンタジーの世界に置き換えるという試みでしたね。
我ながら上手いこと言うな、と思いました(笑)。
──ポップカルチャーメディアのKAI-YOU様にも取材をいただけて、ジーアングルとしても制作に携われて大変光栄な作品になったのですが、なぜこんなにも立て続けに、アニメを制作しよう!と決断されたのでしょうか。
もともと「誕生日篇」と「託された想い篇」は1本の作品にまとめられないか、と考えていたんですよ。
ですが、監督を務めていただいた菅野さん※1からの提案もあって、別の作品として出すことになったんです。
※1…菅野芳弘監督。「託された想い篇」では監督・キャラクターデザイン・絵コンテ・作画監督・原画などを担当。数多くのTVアニメ、アニメCMを手掛けています。
──世界観が現代とファンタジーできっぱり分かれているので、別々の作品にした方が良い、という判断もあったんでしょうね。
その通りですね。
今も新しい作品を作ってもらってますけど、ジーアングルさんに毎回依頼している理由は、もう付き合いも長いですし、こちらが表現したいと考えていることを、言わなくても分かってくれている感じがするので(笑)。
どうせCMを作るなら、街の質屋のCMだとしても「ちゃんとしたクオリティのものを作らないとダメだ」というのは当初からお願いしていて、もう3年以上ご一緒してますが、そこはお互いにブレてないですね。
制作面での苦労
──アニメの制作工程って、なかなか一般の方はご存じないことが多いと思うんですが、この3年での制作過程や、実際に仕上がった作品をご覧になる中で、違和感や難しいと感じられたことなどはなかったですか?
こちらが持っている作品のイメージを、ビジョンとして明確に伝えることがとにかく難しいです。
もちろん説明するんですけど、制作の方に「ちゃんと伝わってなかったな」と感じることもあります。ついさっき「言わなくてもわかってくれる」とか言ったくせにアレだけど(笑)。
結果、「あれ、思ってたのと違う」というのが確認に上がってきたこともあって、だからこれはお互いに努力しないといけない領域だな、と思ったんですよね。
──クリエイティブの現場でよくある課題ですね……。
僕もイラストやホームページや、自分のところの制作は色々やってますけど、専門家ではないので「この作品のこんな感じでやりたいです」っていうのがなかなか言えないんですよね。
──いやゆる”ベンチマーク”と言われるものがなかなか渡せない。
なので最近は、PCでフリーソフトを使って、自分である程度イメージを事前に作って渡すようになりました。
──”Vコンテ”と言われるものをお作りいただくようになったんですよね。そこは本来はクリエイティブ側である私たちが巻き取らないといけない領域なので申し訳ないです……。
いえいえ、素人が切り貼りしたようなものしかお渡しできてないですから(笑)。
アニメCMの効果は?
──これは率直なご質問なのですが、そんなご苦労をされて制作したアニメCMの効果のほどは……?
アニメCMだけで集客に繋がる、なんてことにはならないと元々考えています。質屋に年中行こう!なんて普通は思わないじゃないですか。
なので、目的をはっきり「名前を憶えてもらう」ことに絞っているんです。困ったときに思い出してもらって、うちを選んでもらうための先行投資の意味合いで考えています。
ここ2年ほど、アニメCMをYouTube広告で運用しているのですが、若いお客様の来店はやっぱり増えてますよ。
どの質屋さんも年々預かれる質が減少しているそうで、うちももちろん同じなんですけど、昨年(2022年度)は質のお預かりが十何年ぶりに前年度を上回ったんです。
データを見ても20代、30代の若い方のご利用が多くて、YouTubeのアニメが認知のきっかけになっています。
──先行投資としては嬉しい結果ですね!
キャラクターやアニメって、以前はご高齢の方とかから見ると、なんとなくの拒否反応とかがあったじゃないですか。今はまったくそんなことはないし、むしろ興味を持って見てくれる。
質屋業界内での展示会イベントがあるんですが、そこでも大変好評で、みんな「うちもやりたい!」って言ってましたよ(笑)。
──今後も制作をご依頼いただいておりますので、松永様のイメージをくみ取ってご提案できるよう頑張ります!今日はありがとうございました!
ありがとうございました!
玉家質店様の最新アニメCMはこちら!
最新作も、どことなく「怖い」というイメージが付きまといがちな質屋さんのイメージを、できるだけ親しみやすく、若い方の選択肢として思い出してほしい、という松永様のメッセージが全面に打ち出されています。
アニメCM制作ブランド「Animessage」では、ハイクオリティにアニメーションだからこそ伝えらえる、企業・サービスの持つメッセージを大切に制作をご提案しております。
ぜひそのほかの作品もご覧いただき、プロモーションにお困りの際はお気よりお問い合わせくださいませ!
「伝える」ために、「アニメ」という提案