展示会デモに出展を決めたのであれば、3DCGの制作を検討してみましょう。
特に商品が大型となる自動車や建築物、またはパーツを分解し内部の構造を説明する場合、細かな部分まで具体的に表現できる3DCGを取り入れることで役に立つでしょう。
他社との差別化を図り、広告としての費用対効果を高めるために、ぜひ活用してみましょう。
今回は、展示会デモに3DCGを用いる理由や、他社との差別化を図るためのポイントなどをご紹介します。
展示会デモに3DCGを用いる理由
自動車や建築物に限らず、展示会における成果とはいかに多くの来場者をブースに集め、自社の商品・サービスの魅力を伝えられるかにあるでしょう。費用対効果を考えた場合にも、おすすめの手法です。
細部にわたるリアルな表現でイメージを補完
2DCGに比べ3DCGが優れていることは、商品の立体感と作り込みを細部まで表現できることでしょう。
平面上のイメージだけではなく裏面や商品内部の構造が表現できます。
さらに、アニメーションなどを用いて動きをつければ、より商品・サービスの理解促進につながるでしょう。
また、展示会に持ち込めないほど大きな商品や実際には分解出来ない機械内部のエンジンや部品などの特徴についても、分かりやすく伝えられると言えます。
テクノロジーの利用によるインパクト
展示において何よりも重要なことは、歩いている人の目を引いて足を止めてもらうことです。
そこで大切なのがアイキャッチのインパクトです。
3DCGを使った展示は、取り入れている企業こそありますが、まだまだ一般的とは言えない状況です。他社との差別化を図る上で、大きな効果を生み出すでしょう。
■ 3DCGをはじめ、BtoB市場における動画コンテンツの活用についてはこちらの記事もぜひチェック!
展示会デモに向けた3DCG発注時のポイント
3DCGの利用はそれだけでも大きなインパクトがあり、広告露出の差別化としては力強いです。
しかし、より他社との差別化を進め訴求力を高めるために、発注時のポイントについて理解しておきましょう。
自社コンテンツの把握、ターゲットを明確にする
「自社コンテンツならではの強みは何か?」、「どんな層に注目してほしいか?」という部分について把握しておくことが非常に重要です。
そのためには、出展前の時点でマーケティングを行い、データをそろえておくことが求められます。
何を誰に向けてアピールするのかが決まれば、3DCG制作の時にも、どのようなデモが必要なのかが明確になるでしょう。
ターゲットがブースに訪れた際、短時間でも分かりやすくポイントの絞ったプレゼンテーションができるような準備を進めてください。
展示会コンセプトの確認
展示会全体のコンセプトについても確認は必要です。そもそも、そのイベントにどのような人が何を求めてやってくるのかを知らなければ適切なデモは行えません。
さらに、自社ブースのコンセプトについても掘り下げておきましょう。テーマをスタッフ全員で共有し、行き詰まった時には見返すなどしながら準備を進めます。
3DCG制作の際にも、このテーマやコンセプトが重要なヒントになるでしょう。
集客アップにつなげるコツ
自社ブースに人を集めるためにはちょっとした工夫も必要です。
単に外観を派手にすれば良いというわけではありません。興味を持たれる演出を心掛けることがポイントです。
例えば、映像と音を使って訴求効果を狙うのは注目を集めるためには効果的です。
音によって興味を誘い、映像によって足を止めてもらうことができれば、その後の声掛けも容易になるでしょう。
演出映像を設置した先に目玉となるデモを展示しましょう。
展示会においては、どこに何を置くのかという位置を計算することがとても重要です。
「演出映像と目玉の3DCGデモをリンクさせる」と足を止めてもらいやすくなります。
例えば、演出映像に向かって観客のスマホを向けてもらい、そのスマホにARコンテンツを提供します。
そのARコンテンツと目玉の3DCGデモはリンクしており、観客が目玉のデモを最後まで見ると、スマホに特別コードの表示が出ます。
そのコードをARコンテンツに入力すると、自社のコンテンツに沿ったゲームで遊ぶことができる、などさまざまな工夫を凝らすことができます。
ここに挙げた活用方法はあくまでも一例ですが、映像や3DCG動画をうまく利用することで、一方的ではない、観客とのインタラクティブな関係を築くことができます。
したがって、自然と自社コンテンツが観客の中に根付くような展示ブースを目指すことにつながるでしょう。
■ 展示会ブースの集客は音声でも!音声の活用についてはこちらの記事をチェック!
おわりに
今回は、展示会デモに3DCGを用いる理由や、他社との差別化を図るためのポイントなどをご紹介しました。
展示会における3DCGの利用は、興味喚起と理解促進というメリットを持っています。
特に商品のすべてを持ち込めない自動車や建築などの業界では、大きな戦力になるに違いありません。出展時には、ぜひ3DCG動画の活用を検討してみてはいかがでしょうか。