こんにちは!
幅広い制作領域を武器に「新たな驚きと感動を作る」制作会社ジーアングル ブログ編集部です。
音楽のリズムに合わせて楽しめる、いわゆる「音ゲー」や「リズムゲーム」はスマホやゲームセンター、家庭用ゲーム機などハードをを問わず様々なタイトルがリリースされています。
ゲームでは、矢印や〇などの形をしたリズムノーツ(音符)と呼ばれるアイコンが、バックで流れている音楽に合わせて表示されます。
このリズムノーツが複雑になればなるほどゲームの難易度が増します。音ゲーにおいては、リズムノーツの動きがそのゲームの面白さを決めると言っても過言ではありません。
このリズムノーツがいつ・どのように流れてくるのかを設計したものが、音ゲーの「譜面(ふめん)」と呼ばれるものです。
本記事では、音ゲー・リズムゲームの譜面制作についてご紹介します。
音ゲー・リズムゲームとは
音ゲーとは「音楽ゲーム」のことを指し、音楽のリズムに合わせて疑似的に楽器を演奏したり、タイミング良くボタンを押したりして、スコアを獲得するゲームのことをいいます。
リズムよく操作することから「リズムゲーム」や、音楽に合わせてアクションを起こすゲームであることから、別名「リズムアクションゲーム」とも呼ばれています。
ゲームセンターで楽しむアーケードゲームを始め、家庭用ゲーム機やPCで楽しめるもの、近年主流になりつつあるスマホ向けアプリゲームなど、多種多様な音ゲーがあります。
アクションはゲームによって異なり、スマホのタッチ操作をはじめ、キーボード、和太鼓、ギターなどさまざまなコントローラーが存在します。
音ゲー・リズムゲームの魅力
音ゲーの魅力は、楽器演奏のシミュレーションを通じて音楽を体感できることです。
また、多くの音ゲーにはレベル設定があり、難しい曲やステージごとに演奏する譜面が異なります。
難しい譜面をクリアしていくごとに爽快感や達成感を味わうことができ、自分の成長を実感することができます。他にも、ゲームを通じて未知の音楽を開拓できることも1つの魅力といえます。
プレイヤーが音ゲーを楽しめるかどうかは、音ゲーのシステムや曲ごとの譜面にかかっているともいえます。
いかに自然な指や体の動きで操作できるか、曲とシンクロできる譜面配置にするか等の工夫が音ゲーの楽しさにつながります。
音ゲー・リズムゲームの譜面(リズムノーツ)とは?
通常、音楽を奏でる時には譜面(楽譜)を見て演奏を行うように、音ゲーにも譜面と呼ばれるものがあります。
ここでは音ゲーの譜面(リズムノーツ)についてご紹介します。
ノーツ(音符)
ノーツとは、音ゲー・リズムゲーにおいて音楽のタイミングに合わせて叩く矢印(←↓↑→)や、記号(〇△◇×)などのリズムアイコンのことをいいます。
音楽に合わせてノーツを配置することで譜面が構成されています。
ノーツの形は音ゲーによって異なり、ゲーム内のオプションで形や色を変更できる機能がついているものもあります。
音ゲーをプレイする際、音楽に合わせてさまざまな形のアイコンが流れてきたり、タップやフリック、長押しといった動作指示がついていたりするものもあります。
ユーザーが楽しめる音ゲーづくりには、この「ノーツ」の構成がとても重要です。
音ゲー・リズムゲームの譜面制作とは
音ゲーの譜面制作は作曲とは異なり、楽曲を聴き、音、楽器、リズム、歌詞、クリエイターの想いといった楽曲を構成するさまざまな要素を、ノーツの種類や形状、配置などで表現していきます。
音ゲーの譜面は、ゲームユーザーが楽しいと感じる譜面をつくることが重要です。
楽曲に合わせて音階を考えつつ、どのタイミングでどういったノーツを配置すれば楽しんでもらえるのか、見た目や遊び心地を意識してノーツを配置していきます。
テンポが速い曲にはノーツを連続で配置したり、曲が盛り上がる部分で長押しのノーツを配置したり、フリックや長押し、タップといった操作が複雑な仕様のノーツを配置するなど、楽曲の特徴に合わせた譜面を意識することが大切になります。
音ゲーの譜面制作を依頼する流れ
譜面制作を依頼する方法としては、個人に依頼する方法と制作会社に依頼する方法の大きく2つあります。
依頼する流れは大まかに以下となります。
依頼する場合の流れ
- 楽曲ごとに制作担当者(個人)を決める
- 楽曲を聴き、譜面のベースをつくる
- 譜面のブラッシュアップ作業
- 譜面のクオリティ最終チェック
個人クリエイターに依頼する場合は、上記フローごとにやりとりを行います。
密な連携を取れる反面、スケジュールなどの管理体制がクリエイターごとに異なるため、納期遅れやクオリティのブレが発生する可能性があります。
制作会社に依頼する場合、担当者の選定から品質チェックまでを一括で依頼できるため、すり合わせ等の負担が大きく軽減されるでしょう。
ほかにも、権利関係の複雑なやり取りもスムーズに行えるところがメリットといえます。
制作会社には音ゲーを趣味にしているプロのミュージシャンや作曲家が多く在籍していたり、ディレクター自身が音ゲーマーというケースも珍しくありません。
クリエイターとディレクターが共にプレーヤーの目線を持ち、クオリティ面でも安心して任せることができます。
音ゲー・リズムゲームの譜面制作のコツ
音ゲーの譜面制作の仕方・流れがわかったところで、次に譜面制作のポイントをご紹介します。
歌詞の印象的なワードに紐づけた仕掛けを盛り込む
譜面は音ゲーの要の部分です。
楽曲のMVに出てくる特徴的なフォントや表現、歌詞の印象的なワードなど、見た目や遊び心地を考えてノーツで表現するなど、楽曲の魅力を最大限引き出す譜面づくりが大切といえます。
ユーザーのプレイ環境を意識する
近年主流であるスマホの音ゲーは、基本的にスマホを横にし、左右の親指2本でプレイするように作られています。
(左右2本の親指だけでなく他の指も使用してプレイすることもあります)
譜面を作る際はユーザーがプレイする環境を考え、物理的に指が届かない譜面になっていないか意識して制作する必要があります。
コアとなるユーザー層に合わせた難易度設定を行う
「かんたん/ふつう/むずかしい」などの難易度の区分けを行い、そのレベルに合わせてノーツの配置を変え、仕掛けを作ることもユーザーが音ゲーをやり込む楽しさの根源となるでしょう。
その際はレベルだけに捉われず、ユーザーがゲームプレイ中にグルーヴを感じてもらえるようにノーツを配置することがポイントです。
実際に音ゲーをプレイするユーザー層はどのあたりを想定しているのかを考え、音ゲーのコアとなるユーザー層に向けた譜面制作を行うと良いでしょう。
例えば、3DMVのキャラクターの動きをノーツやSEを使って譜面で表現することで、難易度が高い譜面が苦手な方でも、オートプレイでMVと譜面を眺めるだけでキャラクターと譜面が重なった時の楽しさやワクワクを感じることができます。
楽曲の魅力を引き出す譜面制作はジーアングルへ
音ゲー・リズムゲームの譜面はゲームの楽しさの要でもあります。
ただ難しい譜面をつくれば良いのではなく、ユーザーがプレイした時に楽曲を楽しめるかを考え、楽曲の魅力を最大限に引き出す仕掛けを行うことで、譜面と楽曲の相乗効果により音ゲーがより楽しく感じられるようになるのです。
ジーアングルでは、ユーザーが楽しいと思える譜面を制作するためには、設計や作品をどれだけ理解し、深く関われるかで決まると考えており、20年来のリズムゲーマー自らが制作担当として活動しています。
また、ゲームサウンド、イラスト、アニメーション等の多岐に渡る制作実績から様々な音楽やリズムゲームに関わってきました。
そんなジーアングルだからこそ生み出せる譜面制作を行いますので、音ゲー・リズムゲームの譜面制作、ゲームサウンド制作などゲーム制作に関わることは、ぜひご相談ください。
まとめ
今回は、音ゲー・リズムゲームの譜面制作についてご紹介しました。
音ゲーをプレイしたことがある方であれば、難易度の高い譜面に苦労したり、流れてくるノーツとともに楽曲に浸ったりしたことがあるのではないでしょうか。
難易度が高い譜面を何度もやり込みクリアしたときの達成感はひとしおです。また難易度の高い譜面や複雑な仕掛けの譜面は、ユーザーがその譜面を演奏できなくても、オートプレイで見るだけでワクワクする気持ちにさせることもできます。
このように、音ゲーにとって譜面はユーザーが体験する楽しさを作る要となります。
そのため、譜面制作はプレイするユーザーが楽曲にのりながら譜面を楽しく操作できることが大切です。
楽曲の魅力を引き出し、ユーザーを楽しませる譜面制作のご依頼はぜひジーアングルにご相談ください。
サウンドディレクターに聞くリズムゲームの譜面(ノーツ)制作についてはこちら!