地方活性化のためのPR動画配信は2015年ごろから目立ちはじめ、今では多くの都道府県や市区町村が作成しています。
秀逸な企画の下に作られた動画や、タレントを起用した個性ある動画などが注目され、時にはTV番組で紹介されることもあります。
逆に予算をかけたのにそれほど話題にならずに配信終了となってしまった動画や、話題作り優先で地元のイメージとはかけ離れた動画も見られ、PR動画といっても玉石混交の状況です。
そこで今回は、PR動画を作成するメリットや、効果的なナレーションのつけ方などについてご紹介します。
PR動画のメリット
地方活性化にPR動画を活用するメリットは大きく分けて2つあります。
【1】インパクトがある
1つ目は、インパクトを与えやすいという点です。
動画は、文字だけの情報よりも視覚・聴覚に大きく訴えることができます。例えば、長い歴史を持つ観光名所の紹介も、地元ならではの特色ある食べものも、複雑な説明を読むよりも実際に見るほうが分かりやすくなります。
【2】スマートフォンのユーザーにも訴求できる
2つ目は、現代はスマートフォンでも動画を見やすい時代であるという点です。スマートフォンの普及にともない、動画やTV番組の視聴がいつでもどこでも簡単にできるようになりました。
最近では、10代がスマートフォンで最も利用するコンテンツは動画であるともいわれています。またYouTubeやFacebook、Instagramなどの動画コンテンツはSNSで拡散でき、さまざまな地域や年代の人々に広く届けられます。
このように、インパクトを与えやすく、スマートフォンを通じてあらゆる人に届けられるということが、PR動画の大きなメリットです。
効果的なナレーションを入れるには
動画の訴求力が高いからといって、音声なしの動画をそのまま作成して発表するだけでは動画の効果が半減してしまいます。そこで、動画にナレーションを入れることで、内容を体系的に説明できたり、より具体的な説明をして視聴者の理解を助けたりすることができるのです。
ナレーションの効果を高めるためには、以下のことに気をつけましょう。
プロのナレーターを起用する
実際にナレーションを録音するには、専用のソフトや機材が必要です。
現在は誰でも比較的安価に録音環境を整えられることから、自社での録音を考える方もいるかもしれませんが、ナレーターはプロを起用することを強くおすすめします。
その理由としては、ナレーションによって動画のクオリティーを上げるためには、滑舌の良さや演技力、表現力など訓練された人が持っている専門的なスキルが求められるためです。
TV番組などでは、演技力を売りにする俳優がナレーターを務めることも珍しくありません。ナレーターの選定は妥協したくない点だといえるでしょう。
全編にナレーションを入れない
プロのナレーターであっても、動画の全編にナレーションを入れることは避けてください。ナレーターがしゃべり続けていると、視聴者に重要なメッセージが伝わらなくなってしまいます。
そのため、打ち合わせの段階で何が重要かを共有しておきましょう。
男女の声質の違いを考慮する
ナレーターの性別によっては、聴く人に与える印象も異なります。
女性のナレーションはBGMに混ざったときでも通りが良く聞きやすいことが特徴で、男性のナレーションは力強く信頼感を与えることが特徴です。
PRしたいコンテンツのジャンルや、ターゲットなどによってナレーターの性別も分けると良いでしょう。
おわりに
今回は、PR動画のメリットと、ナレーションの効果的な入れ方についてご紹介しました。
文字や写真だけのパンフレットなどに比べ、こまかな特色や雰囲気などを伝えられる点が、PR動画の魅力です。地方活性化を考えている方はぜひ、今回の記事を参考にPR動画を作成してみてはいかがでしょうか。
PR動画はナレーションもですが視覚的訴えるための動画も重要です。PR動画については下記記事を是非チェックしてみてくださいね!