3Dモデリングは、映画やゲームなどの映像作品や3Dプリンターのデータなどで活用されています。ゲームなどの映像作品や3Dモデルをさまざまな場所で活用させたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
では、3Dモデリングの制作を依頼しようと思った場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
そこで今回は、3Dモデリングの費用相場や3Dモデル制作の依頼方法について解説します。
3Dモデルとは?
3Dモデルとは、3次元で描かれた立体的なモデルデータのことです。3次元の空間内で、キャラクターなどを制作する過程を3Dモデリングといいます。3Dモデルは、立体的に描くことから、360°全方向から描いたものを見ることができます。
3Dモデルの活用シーン
3Dモデルは、映画やゲーム、建築、医療、教育、プロダクトデザインなど、さまざまな分野で使用されています。主に以下のようなシーンで活用されています。
3Dプリンター用の出力用データ
3Dプリントでは、フィギュアやパーツ・部品など立体的なものを印刷することができます。この3Dプリントで印刷する際、3Dプリンターが3Dモデルを読み込んでプリントしていきます。そのため、3Dモデルのデータが必要になるのです。
VTuberの3Dモデル制作
VTuberを制作する際、2Dデータを動かす技術が使用されるケースが多いですが、3Dモデルを利用している方もいます。3Dモデルを利用することで、全身を自由に動かすことができます。
また、3Dの部屋を利用して空間を自由につかった演出も可能になります。全体的に動きをつけられることから、『踊ってみた』コンテンツやライブを行うことができます。2Dデータよりも動きがなめらかでリアルなのが特徴です。3Dモデルの制作は、VTuberコンテンツを充実させてくれるでしょう。
VRのゲーム制作
VRは、Virtual Realityの略で、日本語では仮想空間といいます。VRはゴーグルを着用し、そこに映し出される映像や音響などで、あたかもその世界に入ったような体験ができます。このVRでは、ゲームをすることもでき、ホラーゲームやアクションゲームなどをリアルに体感することができます。このVRの映像にも、3Dモデルが使用されています。
3Dモデル制作の依頼方法
3Dモデルを作るには、モデリング(データの作成)が必要となります。モデリングは、自分でも作れるが、モデリングに関して知見がない場合はプロに任せるのがおすすめです。
プロへ外注する場合は、「制作会社」と「個人クリエイター」に依頼する方法があります。
制作会社に依頼する
3Dモデルを制作している会社に依頼する方法です。3Dモデルを専門的に請け負うデザイナーが在籍しています。
3Dモデルの原画から制作してほしいなど細かい要件にも対応できることが多く、また初心者の方でもわかりやすく提案してくれます。
個人のクリエイターに依頼する
SNSやクラウドソーシングから個人のクリエイターに依頼して制作してもらう方法です。フリーで活動するプロのクリエイターの方も多く存在しています。
経験が豊富な方や、有名なVTuberの3Dモデルを担当している方もいらっしゃいます。
■ 3DCGモデリングを依頼する流れはこちら!
■ 指示書の作り方はこちら!
3Dモデリングの制作にかかる費用相場
3Dモデルの制作にかかる必要は、制作するものによって異なります。ここでは、制作物ごとにかかる費用相場をご紹介します。
人物を作る場合の費用相場
費用相場は5~100万円ほどです。
制作にかかる工数や期間、オプションの有無によって金額が変わり、大掛かりな制作となる場合は数百万円になる可能性もあります。
動物や既製品、建築物など、人物以外の場合
人物以外の動物や既製品、建築物の3Dモデリングにかかる費用は、5~50万円程度といわれています。中には、数千円で対応してくれる場所もあります。
さらに、3Dモデルを動かすための加工は別途で必要が発生します。車を走らせたり、人物がうなずいたりなどアニメーションをつけるには5万円~が費用の相場です。
VTuberのようにキャラクターが手を振るなど、細かいアクションをつけたいという場合は80万円~の費用が発生するケースがあります。
人物の場合、表情やアクションなどが複雑になる傾向があるため、費用も高くつくことが多いです。
依頼先別の3Dモデリングの費用相場
ここでは、制作会社と個人クリエイターそれぞれの依頼費用相場をご紹介します。
ただし制作会社やクリエイターといった依頼先によって金額が異なるため、あくまでも参考としてご覧ください。
制作会社の費用相場
制作会社の場合、人物の3Dモデリングであれば50万円~が相場となります。人物以外は10~50万円が費用相場です。
個人クリエイターの費用相場
個人クリエイターの場合、人物の3Dモデリングは10万円~が費用の相場です。人物以外は1~10万円程度で依頼を受けている方が多いです。
3Dモデリングを依頼する際に気をつけたいこと
3Dモデルの制作費用は決して安くはありません。少しでも安く依頼できる場所を探している方も多いと思いますが、安さだけで選んでしまうと失敗につながる可能性があります。
ここでは3Dモデルの制作を依頼する際、気をつけたいことをご紹介します。
実績のある制作会社や個人クリエイターに依頼する
クオリティの高い3Dモデルを作るには、豊富な実績のある制作会社・個人クリエイターに依頼すると安心です。
実績が豊富にあるということは、信頼されて仕事を任されてきたことが伺えます。依頼する前に、過去の実績などを確認しておきましょう。
用途や要望をまとめておく
打ち合わせ時には、3Dモデルの用途やデザインの要望を伝える必要があります。
そのため、依頼の前に使用用途やイメージするデザインなどをまとめておくことで、スムーズに打ち合わせを進めることができます。
特に、参考にしたいデザインやコンテンツがあれば用意しておくと要望が伝わりやすくなります。
著作権の確認をする
著作権は制作した側に帰属することもあります。
契約時に決めた用途や媒体でしかデータを使用できない場合がありますので、トラブルを防止するため、あらかじめ著作権や使用範囲については確認しておきましょう。
契約書に記載することや打ち合わせ時で確認しておくことが大切です。
3Dモデリングの制作ならジーアングルへご相談ください
少しでもコストを抑えたいと安価のところに発注をお考えの方も多いと思いますが、クオリティを担保したいなら3Dモデリングは実績のある制作会社やクリエイターに依頼するのが一番です。著作権の確認なども自身で行うと、時間と手間がかかることもあるでしょう。
ジーアングルでは、3Dモデリングの制作を承っています。実績も豊富で、初めて3Dモデリングを依頼する場合でも、わかりやすくヒアリングさせていただきます。
また、キャラクターデザインからモデリングだけではなく、VTuber用コンテンツの制作も行っております。チャンネルロゴやチャンネルアート、番組背景など配信で使用する素材の制作も承っております。
3Dモデリングの制作やVTuber用コンテンツの制作をお考えの方は、ぜひご相談ください。
おわりに
今回は、3Dモデリングの制作にかかる費用の相場や制作の依頼方法などについて解説しました。
3Dモデルは、製品やVTuberなどの3Dモデル制作や、3Dプリンター用の出力制作などに利用されています。幅広いジャンルで活躍することから、制作を考えている方も多いのではないでしょうか。
外注する場合は、制作会社や個人クリエイターに依頼する方法があり、費用相場は3Dモデル化させるものによって異なることがあります。実績などを確認した上で、依頼するようにしましょう。